ヤンゴンはとにかく雨が多いです。
それも夕方にまとめてどかっと降るスコールではなく、一日中だらだらと降る鬱陶しい雨です。
ヤンゴンに来て雨の多さに嫌気がさしすぐにバンコクに飛行機で飛んでしまおうかと考えましたが、萎える心をなんとか奮い立たせ近郊にあるチャイティーヨーという変わった岩の仏塔を見に行ってきました。
これを見るには、まずヤンゴンからバスなどを乗り6,7時間ほどかけキンプンという街に行く必要があります。
その街からトラックに乗り一時間ほどかけて山を登り、そこからまた一時間ほど歩くとやっと見ることができます。
キンプンに着いた日はやはり大雨でした。
着いたのが午後であったため、翌朝に向かうことにしました。
乾季の観光シーズンはたくさんのトラックが出るのですが、今の時期は乗る人も少なくほとんど本数がないためです。
宿の人などに話を聞くと、今の時期は毎日雨で登っても曇っていて周りの景色などはほとんど見えないとのこと。
またトラックには屋根がなく、また風も強いので傘も役立たず合羽が必需品とのこと。
話を聞くだけでげんなりとしてきます。
翌朝、朝8時にトラック乗り場に向かいます。
人はほとんど集まってません。
定員の40名ほど集まらないと出発しないのです。
またこの時期は40名も集まるということはほとんどないので、人数の足りないぶんをツーリストが負担するという不条理なシステム。
結局1時間ほど待ち、集まったツーリストは8人。
ローカルの人々も定員には程遠く10人ほど。
あと出発までどれくらいかかることやら。
しかし、痺れを切らした年配のおっちゃんがもうこの人数で行こうと提案。
結局本来一人800Kのところ3800K(350円ほど)出して行くことに。
たけ〜。
しかし、行くきまんまんの他の旅行者に意義を唱えるほどに気の強くない僕はすんなりと従いましたよ。
こんな時は、頭の中を日本の物価で考えます。
350円なんてジュース3本ぶんくらいやないか。
安いもんや。
トラックは何事もなく僕たちを上まで運んでくれました。
なかなか快適。
なんといっても、快晴!!
雨なんて降る気配さえなく、暑いほどです。
それはトラックを降りて歩いているときも同じで、地元も人も今がチャンスとばかり一生懸命洗濯をして干しています。
山頂まで歩き、無事チャイティーヨーとご対面。
すばらしいなぁ。
なんとも不思議だ〜。
これが自然の神秘ってもんだね。
もちろん天気も良く、遠く綺麗な景色を眺めることもできました。
頑張って来たかいがあったもんだ。
ほんとラッキー。
これってもちろん日頃の行いの良さだね。