上海からバスで1時間半ほど行った所にある周荘という町に日帰りで観光に行きます。
ここはかつて江南の水運、商業の要衝として栄え、今でも200年前以上の町並みが残っていて、街中には水路が張り巡らされている、中国のベニスとも呼ばれている水郷の町です。
細い石畳の道や、古い瓦と白壁の家、そして、その間を縫うように走る水路、その上に架かる石橋、なんとも中国らしい観光冥利につきる場所です。
しかし、ここもやっぱり観光の町。
町に入るには入場料を取られます。
そして、中では人々の生の生活の匂いは全く感じられず、あるのは観光客向けの飲食店、お土産物屋ばかり。
まさにテーマパークです。
それでもボートに乗ってのんびりと水路を漂っていたりするとなんとものんびりとした良い気分になります。
あまりあれこれ難しいことを考えず、素直にこの雰囲気を楽しむってのが、こういう場所の楽しみ方なんでしょうね。
夕方、5時に上海に戻ると預けていた荷物を取りに宿に戻り、夕食を食べ、上海で一緒に行動していたMさんと別れ、再び一人でバスターミナルに向かいます。
今晩のバスで10時間ほどかけて青島に移動です。
それにしても、ここ2週間あまり、よく移動して観光しています。
ベトナム、中国のビザ無しで滞在できる期間が15日というのもありますが、列車やバスを乗り継ぎよく移動してきたもんです。
そして、Mさんと一緒に行動したというのもありましたが、しっかりと観光もしました。
旅を始めて2年4ヶ月経ったというのにこの精力的な動き。
あんまり沈没できない性格なんですが、これはすごいことじゃないですか。
旅をしているんだからそんなこと当たり前じゃないかとおっしゃるかもしれませんが、それでも、やっぱり僕はすごいねぇ〜。
誰もあんまり褒めてくれないので、とりあえず自分で自分を褒めときます。
褒めると伸びる子なんで‥‥。