たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

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チャプルソンバレーにはババグンディーというパキスタンで有名な仙人を祀ったお寺があります。
そこはズードフン村からさらに谷の奥に分け入った場所にあるのですが、トレッキングがてら行くことにします。
そこまではジープ道が通っているのですが、現在その途中が氷河の雪解け水によって遮られており徒歩では難しいということなので、徒歩だけで行けるショートカットの道を歩くことにします。
朝8時半頃、宿を出発します。
宿の兄ちゃんは、「途中、川の中を歩かなくてはならないかもしれないけど、気をつけてね。見かけより川の流れは速いから。」と言って送り出してくれます。
えっ?こっちのコースも結局、川の中を歩かないといけないっての?
一抹の不安を抱えての出発となりました。

天気は快晴です。
ここは標高が3400mもあるので、空はいつもよりもさらに深い青色をしています。
村を抜けて小さな吊り橋を渡り、水のきれいな小川や小さな池があったりするロバが放牧されている緑の草木が生える野原を歩いていきます。
遠くには大きな山も見えます。
なかなか気持ち良いじゃありませんか。
そんな場所をしばらく歩いていくと、それまでの広い場所から一転、狭い谷の中に入っていきます。
道も急な斜面に頼りなさげに通っています。
道といってもちゃんとしたものではなく、人ひとりがやっと通れることができるほど狭い踏み跡のようなものです。
道はどんどん谷底に流れる川に向かって下っていきます。
そして、しまいにはとうとう川岸まで下りてしまいました。
そのまま石がごろごろしている川沿いを川上目指して歩き続けます。
しばらく順調に歩いていたのですが、だんだんと川岸の幅が狭まってきます。
そして、最後には川岸がなくなり、川とそこから上へと延びる急な斜面になって行き止まりになってしまいました。
道は見えず、とてもこの斜面を歩いていけるようには思えません。
どうしたら良いものか。
あ!?ここか!?
ここが川の中を歩かなければならないって所なのか。
川を見ると中ほどにところどころ中洲が見えます。
もしかしてここを伝って歩いていくのか。
よし、やってやろうじゃないか。
靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、裸足になります。
そして、ゆっくりと川の中に足を入れま‥‥。
つ、つ、つめた〜い!!
予想以上の冷たさ。
それもそのはずこの川の水は氷河から解け出したものなのです。
くそ〜負けてたまるか〜。
歯を食いしばり進みます。
冷たいのもきついですが、裸足で石の上を歩いていくのもつらいです。
冷たいし、いた〜い。
最初の中洲まで3mほどの距離なのですが、なかなか進めません。
冷たさに加え川の流れも意外と速く、足の指でしっかりと川底をつかみ耐えます。
少しづつ少しづつ進んでいきます。
しかし、深さも予想以上に深くなってきました。
もう余裕で膝の位置を越えています。
やばい倒れそうだ。
だめだ〜、退却、退却〜!!
慌てて川から上がります。
いや〜冷たいし、速いし、深いし、これは尋常じゃないぞ。
これを渡るのはどう考えても無理じゃないのか。
いったいどうしたらいいのだ。
う〜ん、よし、濡れてもいいから靴をはいて渡ろう。
再び靴をはきます。
よし、もう一度チャレンジだ。
でも、ちょっと待てよ。
その前に渡る場所がここであっているのか、もう一度よく考え直してみよう。
辺りをもう一度見渡します。
すると‥‥さっきは道が見えなく行き止まりと思った斜面にうす〜く、うす〜く、道らしきものがあるじゃありませんか。
これだ〜!!
いや〜危ないところでした。
いったい僕はどこへ行こうとしていたのでしょうか。

その後、斜面や川岸をいったりきたりして歩きますが、しばらくするとまた広い場所へ出ました。
もう安心です。
結局、水の中を歩くことはありませんでした。
宿の兄ちゃんが言っていたことは、いったいなんだったんだ?
そして、出発してから4時間半ほど経った1時過ぎ、とうとうババグンディーに到着しました。
ババグンディーのお寺自体は小さく中にも入ることができず大したことはないのですが、その周辺の景色は実に荒涼としていていいです。
家も数軒しかなく、そこにあるのは山と川、そして、青い空です。
静かです。
まったく世の中から切り離された世界です。
今、世界で大事件が起こったとしても、ここだけはなんの影響も受けずに時が進んでいく、異次元の世界じゃないかというような錯覚を抱きそうです。
歩いていると、少年が前から歩いてくるのが見えます。
どこか水をくめる場所はないかと尋ねます。
すると「僕の家に来なよ。」と誘われます。
そして、彼のおばあちゃんが住む家に行くと、冷たい水、そして、ミルクティーをご馳走になります。
いや〜なんともほっこりとして静かな気分になります。
本当は日帰りでズードフンへと戻ろうかなと考えていたのですが、こうして熱いお茶をすすっていると、この村で一泊してここでのんびりするのも悪くないな、とも思ってきます。
急いで帰る必要もないしね。
まぁ、これからまた4、5時間歩いて戻ることを考えると、その体力があるかなっていう心配も多分にあるのですが‥‥。
| sin | パキスタン(4) | 12:45 | comments(2) | trackbacks(1) |
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sinさん、チャプルソン行ったんだね!
ココはカラーシュとはまた違った良さでよかったよね。
ウルタルもパスー氷河もチャプルソンも行ったから、
とても怪我をした人に思えません。
憧れのフンザも楽しめたし、よかった、よかった!
| みゆき | 2008/07/31 1:11 AM |
みゆきさんのブログを見て行きたくなりましたよ。
ほんと良い所ですよね。
怪我をして一時はどうなることかと心配しましたが、存分にパキスタン楽しむことができて良かったです。
これからまた怪我しないよう気をつけて旅続けていきますよ。
| sin | 2008/08/01 10:42 PM |









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| 城山ホテル 鹿児島 | 2008/08/31 10:49 PM |
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