たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

<< ガンダーラ | main | 中華 >>

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |


ペシャワールからパキスタン北西の町チトラールまで12時間かけての移動。
夜6時にバスターミナルに行きます。
カウンターでチケットを買い、どんなバスなのかとちょっと心配しながら出発場所に行くと、そこで僕を出迎えたのはハイエース。
あのトヨタのライトバンです。
中には運転席を含めて4列シートが備え付けられています。
僕は後ろから2列目の真ん中に座らされます。
一列に三人座ります。
座席間は狭いものの横にはある程度余裕がありこれなら我慢できそうです。
と思ったら、さらに人が詰め込まれ一列4名に。
そんなに甘くはないですね。
また乗客のほとんどが男ってものまたつらい。
狭い車内にがたいのいい男たちがぎゅうぎゅうに。
これが12時間‥‥つらいねぇ。

車は夜8時に出発。
舗装された道が続き、乗り心地はそれほど悪くはありません。
これならなんとか耐えられるかも。
しかし、旅の神様はそんなに優しくはありません。
下腹部になにやら「ぐっ」とくるものがあります。
おかしい、それなら朝一度しっかりしたはずなのですが。
それも、すっごく健康的なものを。
なんでだろう。
いやな感じがします。
少しいやな汗が出てきます。
そして、3時間ほど走った夜11時、車は休憩のため食堂に停車します。
車を降りるとトイレに向かって一直線です。
ふぅ〜。
ほっと一息です。
しかし、下痢ってほどゆるいわけでもない。
単に食いすぎただけなのか。

車はその後もさらに走り続けます。
心配事もなくなった僕は、うつらうつらします。
しかし、座った席が窓側でなく両側にびちっと人に挟まれているので、熟睡ってわけにはなかなかいきません。
また、2、3時間ごとに車は休憩を取りその都度みんな手足を伸ばすために車から降りるので、その度に起きてしまうということになります。
長い夜です。

そして、夜3時ごろでしょうか。
またまたやってきました。
いやな感覚が下腹部に。
先ほどより数倍いやな感じです。
これは完全な下痢ってやつです。
やべぇです。
無心になり耐えます。
おさまったかなと思って少し安心すると、それはまたすぐにやってきます。
その感覚はどんどん狭まっていきます。
早く車よ休憩のために止まってくれ。
しかし、先ほどまであれほどたくさん休憩を取っていたように思うのに、なかなか止まってくれません。
4時を過ぎ辺りはうっすらと明るくなってきます。
車はいつの間にかすごい道を走っています。
道は大きな谷をジグザグに折り返しながら上へ上へと続いています。
その未舗装の道は、幅も車がすれ違えるかどうかというくらい狭く、さらに落ちたら確実に死が訪れるであろう断崖絶壁です。
その反面、そこからの雄大な山、谷の眺めはまた美しくもあります。
しかし、今の僕の心には「死」も「美」も全く入り込む余地はありません。
僕の心の中にある言葉はただ一つ、「トイレ」という文字だけです。
もう駄目だ。
何回運転手に声をかけて止めてもらおうとしたことでしょう。
いかん、もう限界だ。
そう思った瞬間、車は何軒か商店が立ち並ぶ道路脇に止まったのでした。
よ〜し!!
僕は車を降り、トイレに向かってかけ出したのでした。
ベルトをゆつめつつ‥‥。
| sin | パキスタン | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
| スポンサードリンク | - | 21:38 | - | - |









http://zensin.jugem.jp/trackback/443
(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.


CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
SPONSORED LINKS
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS