たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

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コレクティーボ(バスとタクシーの中間のような乗り物)を乗り継ぎ、ティエラデントロに移動。
サンアグスチンも田舎で観光客も少なかったが、ここは更に山奥にある村。
銀行もないし、レストランも数軒しかなく、観光客もほとんどいないと言っていい。
ここの遺跡を見るために入場料を払う時、台帳に名前などを記入するのだが、それを見ると観光客は一日に一人来るか来ないかといった感じ。
ここの遺跡群は地下に造られた墓の跡なのだが、何ヶ所かあるその遺跡には、その入口のカギを開けてくれる係のおっちゃんがいる。
そのおっちゃんと話をしても、7、8月は少し増えるが、大抵は1日に一人とか二人とかしかこないみたいだ。
来るか来ないか分からない観光客を待ち、そこで一日を過ごす。
これは楽な仕事なのであろうか、それともキツイ仕事なのであろうか。
昔、僕はプールの監視員のバイトを一日だけやったことがあるのだが、その時はあまりにも退屈過ぎて苦しんだ記憶がある。
そのプールが市民プールで、おばちゃんと子供しかいなく目の保養にもならなかったことも大きな要因ではありますが…。
まぁ、ここの係のおっちゃんに言わせると掃除やなんやら他にも仕事がいっぱいあって大変なのだ一緒にしてもらったら困ると怒るかもしれませんが…。
それでも、なんとなく可愛そうに思い、僕にしては珍しく自分から進んでチップをあげてしまいました。

ここの遺跡もやっぱりそれ程たいしたことはない。
しかし、そこへ至るまでの道中がおもしろい。
村の運動場みたいな所を通った時は、子供たちにサッカーに誘われ1時間程日本のサッカーレベルの高さ(低さ)を見せつけてやり、農家の近く通った時にはコーヒーの実の皮を剥いているところを見学させてもらったり、村の学校から山の中にある家に帰る小さな女の子と一緒に山を歩いたり(本当に小さな女の子がきつい山道を驚くほどの身軽さで歩いていきます。)と飽きることはない。
もちろん遠くまで見渡すことのできる山々の景色はすばらしい。
2時間ほどかけて山の天辺にある遺跡に着いた時には、その遺跡自体よりもそこから見渡せる景色に興奮したくらいです。
その遺跡から山の尾根に沿って下り始めた時には、狭い山道で一頭の馬と遭遇した。
こんなほとんど人が通らないような山の天辺に何故馬がいるのかすごく不思議な気がした。
この馬は、人に慣れているのか、触っても逃げない。
じゃあねっと言って歩き始めると、その馬は僕のすぐ後ろをぴったりとついてくる。
なんて可愛いのでしょう。
15分ほど一緒に歩いたでしょうか。
このまま宿までついてくるのかなと思いましたが、馬は立ち止まり草を食べ始めるとついてこなくなりました。
馬に別れをつげ山を下り宿に着くと、夕方6時になっていました。
9時間ほどうろつきまわったことになりますが、本当にほんわかと楽しい一日でした。

夜、昼間の良い天気がウソのように、強い雨が降り続けました。
山の上の馬は大丈夫だろうかと少し心配になりました。
| sin | コロンビア(3) | 08:28 | comments(0) | trackbacks(0) |


朝6時にポパイヤンに向かうためバスに乗り込みます。
連夜の大雨のために土砂崩れが起こり道がふさがってしまったということで、回り道をしなければならなく予定よりもかなり時間がかかってしまうことになってしまいました。
でも、とりあえずたどり着けるということで安心しました。
バスは、インドやラオスのバスを彷彿とさせるかなりのオンボロバス。
バスと言うよりトラックに近いかもしれません。
狭い道をうなりをあげて走ります。
通行できると言っても、やはり雨の影響で所々土砂崩れが起こっていたり、川が増水したその勢いで道が崩れていたりしていて、道路の道幅がかなり狭くなっている所も多々あります。
運転手はこういう道を運転するのは慣れているだろうものの、さすがに誤って川に落ちてしまわないだろうかとヒヤヒヤします。

しばらく走っているとバスは突然橋の上で止まります。
そして、運転手はバスを降り、橋の下を覗き込みます。
他の乗客もその後に続き、同じように覗き込みます。
僕もやはり降りてみます。
そこには、‥‥トラックが落ち横転しているではありませんか〜!!
やっぱり落ちることもあるんだ〜!!

幸い僕は無事次の町まで着くことができました。
| sin | コロンビア(3) | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) |


パストというエクアドル国境からバスで一時間半ほどの場所にある町まで移動してきました。
着いたのは夕方でとりたてて見るところもないで、僕が今年一番楽しみにしていた映画「スパイダーマン3」を見ようと近くの大型スーパーにでかけます。
評判はあまり芳しくないと言うのは知っていましたが、やはり自分のこの目で確かめなければ気がすみません。
映画館に着き上映時間を確認すると、ちょうど良い時間があります。
いよいよ観ることができると、ちょっとわくわくしてチケット売り場に行きます。
そして、念のため言葉は英語か?と聞くと、なんとスペイン語の吹き替えと言うじゃありませんか。
ん〜、ちょっとショック。
やっぱりオリジナルで観たいものです。
こちらの映画は大抵オリジナルの言葉で上映するのですが、やはり子供も見る大作映画だからののでしょうか。
スパイダーマン3、いつ観ることができるのでしょうか。
せっかく映画館に来たのに何も観ずに帰るのも悔しいので、半年くらい前に封切られたメルギブソン監督の映画「アポカリプト」って映画を観ました。
全くどんな映画か予備知識は全くなかったのですが、これがめちゃくちゃ僕好みの熱くてかっこいい映画。
今年の僕のナンバーワンです。
日本で上映したかどうかは分かりませんが、是非とも観てもらいたい映画ですね。(好き嫌いがすごく分かれると思いますが。)

映画館を出て、暗くなった町を歩き宿に向かいます。
街灯に照らされた街は昼間よりも綺麗に見えます。
広場では、ラジカセで音楽をならしおばちゃん達がエアロビクスをしています。
美しい女性たちとはけっして言えませんが、その風景はほのぼのしていて良い。
しばしの間、見学します。(けっして見とれていた訳ではないです。)
すぐに宿に帰っても良かったのですが、今晩がコロンビア最後の夜と思うとなんとなく名残惜しくて意味もなくうろついてしまいます。
屋台の兄ちゃんからソーセージを買います。
どっから来たのかとかいろいろ聞かれます。
相変わらずコロンビアは陽気で優しい人たちが多い。
楽しかったなぁコロンビア。
さらば、コロンビア。

そして、待ってろよ、エクアドル。
| sin | コロンビア(3) | 04:08 | comments(0) | trackbacks(3) |
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