たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

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嫌な予感はしてました。
昨日から度々列車は停車していたのです。
それも長いときは3、4時間も。
別に故障とかいう訳でもないようで、ただ他の貨物列車の通過待ちをしているようなのです。
そんなものかなと思っていたのですが、やっぱりでした。
この列車、かなり遅れてます。
到着予定時刻の朝10時になっても着きそうな気配さえありません。
はたしてどのくらい遅れているのか。
駅に停車した時、実際の時刻と時刻表の時刻を比較してみます。
その差、‥‥14時間。
って遅れ過ぎだろ〜!!
そして、このままのペースで行くと、到着するのは‥‥夜の12時。
って真夜中じゃねぇか〜!!
そんな時間に宿探ししないといけないなんて勘弁して欲しいです。
それならいっそのこと24時間くらい遅れてくれて明日の朝に到着して欲しいです。
宿代もうくし。
しかし、これまでの遅れぶりが嘘のように憎たらしいほど列車は快調に走り続け、蘭州に着いたのは夜11時過ぎなのでした。

とにかくこんな時間に着いてしまったわけですから、駅で一晩を過ごすってことにもいかなく、宿を探さなければなりません。
幸い駅前にはたくさんの宿があります。
しかし、問題なのは中国には外国人が泊まれない宿があるってことなのです。
それも「招待所」と呼ばれる安い宿に泊まれないことが多いのはつらいです。
それに加えてオリンピックを間近に控えさらに規制が厳しくなり、ガイドブックに載っている宿さえ泊めてくれないということもあります。
こんな時間に何軒もの宿から冷めた目で駄目だと断られ、安い宿を求めて街中を歩き回らなけらばならないと考えるとうんざりしてきます。
とりあえずガイドブックに載っている宿を目指します。
通りには人の姿はほとんどなく、商店もほとんどが閉まっています。
目的の宿はなかなか見つかりません。
地図をたよりに探すのですが、あるべき所に見当たりません。
あ〜イライラします。
とその時、招待所と書かれた看板の前に座っていた若い兄ちゃんが僕に声をかけてきました。
ん?でも、僕は外国人だぞ。
彼は問題ないみたいな素振りを見せ、僕を大きな建物の3階まで連れていきます。
そこには宿の受付がありました。
受付にいる女の人に泊まれる?って訊いたら、笑顔を見せてくれました。
あ〜良かった。
やはりウイグルを離れたから、外国人に対する規制も厳しくないのかとも思います。
これからもどこでも気軽に安い宿に泊まれるといいのですがねぇ。
| sin | 中国(2) | 15:07 | comments(3) | trackbacks(0) |


蘭州からバスで青海省の省都、西寧に移動し一泊した後、興海という町を目指します。
そこは標高3400mの所に位置するチベットの影響が色濃く残る小さな町です。
チベット自治区だけでなくその周辺の省にもチベット文化圏は広がっているのです。
西チベットの旅の夢を断たれた僕は、少しでもチベットの文化を味わおうと、友達より良いと薦められた興海を訪れることにしたのです。

少し小さめのバスは満員の乗客を乗せて出発します。
町を抜けしばらくはきれいに舗装された高速道路のような道を走ります。
4時間ほど走り、共和という町を抜けた辺りから、道は少し悪くなって、上り坂になり高度をどんどんと上げていきます。
周囲の風景も高地らしいものに変わってきます。
高い木はなくなってきて、草原が広がるようになります。
夏なのであたり一面、緑の青草で覆われとてもきれいです。
そして、空の青さが高地特有の鮮やかで濃い青色になります。
高地の激しい日光を浴びた物は、山でも車でもヤギでもなんか低地で見る時と違ったふうに見えてきます。
ああ、なんかいい。
僕って、高地が好きなんだなと何故かしみじみと実感したのでした。

興海には6時間ほどで着きました。
一本の大きなメインロードに何本かの細い道が交わるだけの小さな寂れた町でした。
チベット文化圏と聞いていたので、町にはチベット仏教の僧侶がたくさんいるのかと思っていましたが、ほとんど見ることができません。
むしろ帽子を被ったイスラム教徒の方が目立っているような気がしました。
着いてから、いつものように宿を探します。
まずバスターミナル近くのガイドブックに載っている所に行ってみます。
しかし、なんと断られました。
やはりここはチベット文化圏なので、ここに来る外国人に対して厳しくしているのか。
それでもそこの宿の人は外国人が泊まれるという宿を紹介してくれました。
15分ほど歩いて、そこの宿に行ってみます。
建物も立派で、値段もちょっと高そうですが、とりあえず入ってみます。
値段は一番安いもので60元(1000円)とやはりちょっと高いです。
どうしようか。
っと思う前に、またまたなんと向こうから断ってきました。
なんで駄目なんだと訊くと、警察から外国人は泊めてはならないと指示を受けていると言うのです。
町で一番立派そうなホテルに断られたら、いったいどこに泊まれるというのだ。
もしかして泊まれないんじゃないかという嫌な予感もします。
とりあえずバスターミナル周辺には安そうな宿がいっぱいあったので、そこをひとつひとつあたっていくしかありません。
しかし、2軒目であっさりと泊まれることができました。
シャワーはなく部屋やトイレも汚いのですが、一応シングルルームで15元(250円)という安さです。
とりあえず泊まれてほっとしました。
しかし、この宿のおっちゃんは外国人だからといって全く困ったような表情をみせず、むしろ珍しく外国人が来たと喜んでいるようでありました。
外国人を泊めてはいけないという警察の指導はまったく無かったような感じです。
警察は外国人が泊まりそうな宿だけに指導したのでしょうか。
僕は助かったのですが、このいい加減さが中国らしいと言えば中国らしいです。

夜、ひとり部屋にいると廊下の方からなにやら音が聞こえてきます。
ドアを開けて覗いてみると、廊下に一台のテレビが置かれそれをみんなで見ています。
ああ、今日は開会式なんだ。
いよいよオリンピックが始まるのです。
僕は開会式には全く興味がなかったのですが、なにげなくそのセレモニーを見ていると意外におもしろく結局最後まで見てしまいました。
不覚にも最後の聖火の点灯のシーンにはちょっと感動してしまいました。
今までオリンピックのせいで右往左往させられてきてちょっと鬱陶しく思っていましたが、初めてオリンピックいいかもと思っちゃいました。
でも、各国の選手団の入場を見ていると、改めて世界にはたくさんの国があるんだなと思ってしまいました。
いや〜世界は広いっすね。
| sin | 中国(2) | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |


興海の町から南西30kmほどの所にあるチベット仏教の寺院セルゾンゴンパへ行きます。
そこへ行く定期的なバスなどはなく、乗合のジープで行かなくてはなりません。
しかもそれがどこから何時ごろ出発するのかもはっきりしません。
宿のおっちゃんに尋ねても、自分で車をチャーターするしかないんじゃないのというつれない返事。
そのため朝7時半ごろと少し早めに宿を出ます。
すると宿のすぐ前に、赤い布を身に纏ったお坊さんがいるじゃありませんか。
おお、もしかしてこの人はセルゾンゴンパの人ではないのか。
喜び勇んで声を掛けてみます。
しかし、残念ながらセルゾンゴンパの人ではなく、乗合ジープの乗り場も知らないようです。
あ〜あ、と思いましたが、このおっちゃん、すごく親切な人でした。
周囲の人に尋ねたりして、必死に探してくれます。
嬉しいですねぇ。
イスラム圏の国では道を尋ねると、わざわざ連れて行ってくれたりと、かなり親切丁寧に道を教えてくれることが多かったのですが、中国ではあっちあっちと指を指されてお終いってことも多かったですから。
いや〜やっぱりチベット人っていいじゃありませんか。

そうして見つかった場所にはまだジープがいなかったので、いったん朝食を食べに行きます。
30分ほどして戻ると、そこにジープが止まっていました。
これか?と思って運転手に声を掛けると、そうだ、と言うじゃありませんか。
よし、これで行けるぞ。
料金は乗客が6人集まって、一人15元だと言います。
今は僕を含めて、まだ二人しか集まっていません。
すると運転手のおっちゃんは、二人でも一人50元払えばすぐにでも出発すると言います。
50元は高い。
でも、帰りのジープのことを考えるとなるべく早く向こうに着いておきたいという気持ちも強い。
もうちょっと安くならないか。
値切ってみますが、運転手は50だと言い張ります。
やっぱりこっちに弱みがある時はうまくいかないものです。
こっちに余裕がある時はじゃあ乗らないとか言って揺さぶりをかけたりできるのですが。
結局、50元で行くことにしました。

しかし、それだけ払った価値は十分ある道中の景色でした。
グランドキャニオンのような切り立った崖を下って上って、さらに高度を上げて行きます。
昨日よりさらに日差しは強くなり、空はさらに青く、緑の草はさらにその色を濃くします。
1時間ほどで着いたセルゾンゴンパもまたすばらしいものでした。
背後には象が水を飲む姿にたとえられる岩峰がそびえ、周りにはここもまた青々とした草原が広がります。
寺院が建てるべくして建てられた、人間に畏怖の気持ちを抱かせる神秘的な場所と言って良い抜群のロケーションです。
そして、ここに住むお坊さんもみんなフレンドリーないい人でした。
快くお寺の中に入れてくれましたし、写真も気軽に撮らせてくれます。
でも、一度、こっちが写真を撮ると、お坊さんたちもけっこう新しい型のデジカメを持ち出してきて僕の写真を撮ったのには少し驚かされました。
こんな田舎のお坊さんでも持っているもんなんですねぇ。
お坊さん以外のチベット人は一見無愛想にも見えますが、話しかけてみるとけっこう笑顔で答えてくれたりします。
シャイなんですね。
帰り際には、ある家族にご飯までご馳走になってしまいました。

そんな楽しいセルゾンゴンパだったのですが、やはり面倒なことも起こってしまいました。
ここはお寺の他には、小さな食堂や宿が数軒あるだけの小さな村なのですが、チベット人を監視するためなのか、しっかりと警察の派出所もあります。
ここに着いた時に派出所のある広場にパトカーが止まっているのが見えたので、その前を通らないように迂回してお寺に行ったのですが、何ヶ所目かのお寺を見てそこにいる人たちにニ〜ハオとか言って挨拶していると、突然、黒い服を着たおっちゃんい声をかけられたのです。
そのおっちゃんはえらく興奮した様子で早口でなにやらまくし立て、僕を派出所の方に連れていこうとします。
あっちゃ〜、なんかややこしそうな人につかまっちゃたなぁと後悔します。
しかし、派出所には鍵が閉まっており誰もいなかったのです。
パトカーも見当たらなくなっており、どっかへ出かけたようです。
するとそのおっちゃんは、携帯電話を取り出し、誰かに電話をかけます。
どうやら警察官と話をしているようです。
こいつ余計なことをしやがって。
そして、しばらくここで待てと言われたのですが、そこで何もせず待つのも馬鹿らしいので、何を言っているのか分かりませ〜ん、といった感じでそのおっちゃんを無視して、観光を続けます。
そして、一通り見学を追えそろそろ帰ろうかとなって、広場に戻るとパトカーの姿が目に入ったので、一応派出所に顔を出してみます。
そこには4人の警察官がいて、ちょうど昼飯を食べていました。
僕を見るとああっといった顔をして、イスに座るように言います。
そして、食べていた肉やパンをくれます。
それから、パスポートを見たり、ここに何をしにきたかとか訊いてきたりします。
それでも前回警察署に連れて行かれた時とは違い、のんびりとした雰囲気でした。
でも、一通り会話が終わると、今は外国人はチベット仏教のお寺を訪ねてはいけないからすぐに町へ帰れと言います。
どうやらオリンピック期間だからのようです。
本当にいやになってきます。
そして、一人の警察官が僕に付き添い、町へ行くジープに乗せようとしますが、なかなか見つかりません。
村の人に尋ねても、今日はもう出ないんじゃないか、明日の朝まで待たなければならないよ、みたいなことを言います。
困ったなぁと思いますが、警察官はもっと困ったようでした。
どうしても僕を町に返したいらしく、僕に代わって一生懸命車を探してくれます。
そして、時間はかかりましたが、なんとか見つけ出してきてくれました。
しかも、そのジープは乗客が3人しかいなかったのにもかかわらず、一人15元と値段交渉までやってくれました。
ありがたいことです。

しかし、町に戻りジープを降りしばらくぶらぶら歩くと、セルゾンゴンパの警察官から連絡がいっていたのか、今度は町の警察官に捕まり警察署まで連れていかれます。
そして、またパスポートを見せたり、質問されたりします。
勘弁して欲しいなぁと思っていると、今度はパトカーに乗せられます。
いや〜またまたパトカーです。
まさか2回目があるとは思ってもなかったですね。
連れていかれた場所は、昨日宿泊を断られたちょっと値段が高そうなホテル。
そして、ここに泊まれと言います。
昨日は、警察の指導によって外国人は泊められないって断られたばっかりなのに‥‥。
しかし、ここに泊まるのは高いからいやだ、それにもうすでに宿にチェックインしているということを伝えると、今度は今泊まっている宿に連れていかれました。
僕を泊めていることで宿の人が怒られるのではないかと心配しましたが、そんなこともなく警察官と宿の人も普通に話をしています。
そして、何故か引き続きここに泊まることを許してくれました。
どうなることかと思いましたが、とりあえず、良かった良かったです。
いろいろ連れ回されたりしましたが、警察官はみな親切でフレンドリーな感じでした。
悪い人たちじゃないんでしょうが、上の方から外国人を入れるなと厳しく言われているのでしょうねぇ。
なんか困ったことがあったら110番(中国でも110なのです。)してくれと親切にも言ってきてくれたりもします。
最後の別れ際に、ちょっと写真を撮ってもいいかと訊くと、笑顔で手を振ってポーズをとってくれたのでした。

しかし、ここはチベット自治区でもないのにもかかわらず、このチェックの厳しさ。
ほとほといやになります。
ここよりもうちょっと山奥の町にも行こうかとも考えていましたが、もう止めにしました。
あぁ、疲れますね。

ほんとに、ほんとに、オリンピックのばっきゃろ〜!!!
| sin | 中国(2) | 15:05 | comments(2) | trackbacks(1) |


興海から西寧に戻ります。
バスの中では相変わらず携帯電話がうるさい。
大音量で音楽を鳴らします。
ほんと興味のない音楽を無理やり聴かされるのは苦痛以外のなにものでもない。
なんてマナーのないやつらなんだとイライラしてきます。
そいつらの携帯を奪って窓の外に放り投げたくなります。
しかし、不思議なのは周りの人々の反応だ。
まったく無反応なのだ。
苦情を言うどころか、音を鳴らす人の方を迷惑そうに見ることもない。
いったいどういうことなのだらう。
鬱陶しいと思わないはずはないのだが‥‥。
そして、僕はふと思ったのです。
もしかして本当になんとも思っていないのじゃないか、と。
僕がイライラするのは、公共の乗り物の中で大きな音楽を鳴らしてはならないというマナーを知っているので、音そのものよりもそのマナーを守らないという行為に対してではないか。
例えば日本ではバスや電車の中で携帯を使って話すということはマナー違反とされている。
よってもし携帯で話ている人を見かけたならイライラする。
しかし、同じように話をしていても二人で普通に会話している人たちは、あまり気にならない。
携帯を使うか、使わないかの違いだけで、同じ話すという行為は一緒なのに。
だからも車内で会話をすることがマナー違反の国があるとすると、その国の人が日本に来て電車に乗ったら、車内で会話をするなんてなんて信じられないマナーの悪い国なんだと思うかもしれない。
そう考えると中国人の携帯の音にイライラする僕が間違っているのか?
う〜ん、そうは思えないんですけどねぇ。

バスはたまに休憩します。
その時に小便とかしたければ、トイレに行くことになります。
はい、おまちかね?、トイレのお話になります。
これは中国の旅を語る上で絶対外せないものであります。
世界中にはトイレが汚い国はありますが、トイレにプライバシーがないのは世界広しと言えども中国だけではないのかと思うのです。
小便ならまだしも大便をしている所を他人に見られるのは普通誰でもいやだと思います。
その羞恥心が中国人にはあまりないのです。
例えば僕がパキスタンで会ってしばらく一緒の部屋に泊まった北京の大学生がいました。
彼は北京に住んでいるだけあって今時の若者って感じなんですが、そんな彼でも部屋についているトイレに大便をしにいった時は、トイレのドアを閉めずに(あくまでもドアであって鍵ではありません。)用を足したりしました。
またバスに乗っている時に車内で上映された中国映画のワンシーンにこんなものがありました。
それは普通のアクション映画なのですが、外の茂みで小便をしている人が偶然そこにあった死体を見つけ驚くというものでした。
これだけを聞くと、ハリウッド映画にでもよくありそうなシーンじゃないかと思うかもしれませんが、この映画でこの小便をしていたのは若い女の子なのです。
それもしっかり小便が流れる様も描写しています。
この映画はけっしてお色気映画などではなく、どちらかというとシリアスのアクション映画なのです。
このように中国人は排泄という行為が男女にかかわらず人に見られてもあまり恥ずかしい行為ではないようなのです。
よってトイレは一本の溝があってそこに申し訳程度に仕切りがあるというもでも全く問題ないのです。
僕もやはり最初は少し戸惑いましたが、みんな普通にしているのを見ると別に恥ずかしがることではないのだという気持ちになってくるから不思議なもんです。
なんか開放感みたいなものを感じてくるほどです。
さらに一つ自分の中で何かが自由になった気がしますね。

しかし、バスの休憩所のトイレって言うのは、仕切りどころか穴が開いているだけっていう汚い所も多いんで、なるべく使いたくはないんです。
僕もまだまだ修行が足りないってことです。
| sin | 中国(2) | 17:20 | comments(2) | trackbacks(7) |
西寧の近郊にあるチベット仏教の寺院タール寺へ行きます。
ここはチベット仏教最大の宗派であるゲルグ派の始祖ツォンカパの生地に建てられたゲルグ派6大寺院のひとつでありまうすが、完全に観光地化されてしまっていて警察に追い返される心配は全くありません。

そこに向かっているバスに乗っていると途中の停留所で通路に立っていた乗客が全員降りてしまいました。
変なところで降りるもんだなと思っていると、バスは走り出しチェックポイントのような建物の前で止まります。
そこで車掌が何か手続きのようなことをするとバスは走り出します。
そして、ぐるっと回ったと思ったら、再びさっきの停留所の止まります。
そこには先ほど降りた乗客が待っていて、また乗り込んできました。
どうやらそのチェックポイントを通る時は、定員オーバーしてはいけないという決まりがあるようなのです。
そんな規則が中国にあるなんて驚きですが、それをなんとか形だけクリアーしてできるだけたくさんのお客を乗せてようとする中国人の商魂たくましさはさすがというしかありません。
チェックする側の警察もそんなこと分かってて目をつぶっていると思うのですけどね。
でも、その後もバスの前にパトカーが現れると、運転手は通路に立っている乗客に向かってみんな隠れろって支持をし、みんな通路にしゃがんでいる様はおもしろかったですけど。

タール寺には一時間ほどで着きます。
ここは観光地化されているだけあって、しっかり入場料をとられます。
しかも、高い!!
なんと80元(約1300円)もします。
ガイドブックに載っている2、3年前のデータでは35元なのに、値上げするにも程があるってもんです。
しかし、なんとか納得できるのは、中国には入場料に外国人料金がないっていうことなのです。
物価の面から考えるとあっても全くおかしくはないと思うのですが、これに関しては中国政府あっぱれと言うしかありません。
これでチケットの値段そのものが安ければ言うことないんですけどねぇ。
そして、驚くのはこの高い入場料を払って大勢の中国人が観光しにきているということなのです。
と言うか、ここに来ている観光客は中国人ばかりで外国人の姿は見かけません。
よくこれだけの金額を払える中国人がたくさんいるもんだと思ってしまいます。
多分、日本での物価の感覚で言えば、1万円払ってお寺を観光しているようなもんです。
やはり一部の中国人はかなり裕福になってきているということなのでしょう。

そして、これだけのお金を払ってのこのタール寺なんですが、感想はかなり微妙といったところです。
やはりあまりにも観光地化され過ぎていて、この前、興海で見たセルゾンゴンパのような神秘さがないというか、全てが作り物のように感じてしまいます。
まぁ、それはここに来る前からある程度予想はしていたことなんですけれど。
しかし、そんな寺で五体投地をしてお祈りをしているチベット人が大勢いたのはちょっと意外でした。
五体投地とはチベット仏教でよく見られるお祈りの方法で、まっすぐ立っている姿勢から体を前に投げ出し、うつ伏せに体をまっすぐに伸ばし、また立ち上がり元に姿勢に戻るというものです。
体全体を使った運動みたいなもんで、けっこうきつそうです。
そんなことを、よぼよぼのおばあちゃんとかが一生懸命やっているので驚きです。
僕がやったら次の日には筋肉痛になることは間違いないですね。
日本の仏教でもこれを取り入れたらみんな足腰が丈夫になって健康になること間違いない!?

たくさんの中国人観光客の喧騒を離れ、少し高台にあるお寺まで行きます。
ここはそれほど重要なお寺でないのか、観光客の姿もほとんどありません。
こんな所の方がのんびりとできていいなと思って遠くの景色を見たりしてしばしぼーっとしていると、若いチベット人の僧侶に声を掛けられました。
ここのお寺のお坊さんたちはあまりフレンドリーな感じがしていなかったので、ちょっと驚きました。
さらに驚くことに、このお坊さんは、「こんにちは。」と日本語で話しかけてきたのです。
どうやら彼は日本人の友達がいるとかで、「こんにちは。」とか「ありがとう。」とかすごく簡単な日本語を知っているようなのです。
彼はこの寺に住んでいると言います。
しばらく片言の話をしているとチベットと中国の話になりました。
すると彼はお寺の建物の上の方を指差しました。
そこには監視カメラが設置されていました。
今年3月に起こったチベット暴動の後に取り付けられたと言います。
ウイグルの町の街角にも同じようなカメラがあったものです。
彼はやってられないよみたいな顔をして笑いました。
果たしてこれからチベットはいったいどうなるのでしょうかね。
そして、この高い入場料、ちゃんとこのお寺のために使ってくれているんでしょうかねぇ〜。
| sin | 中国(2) | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) |


西寧から西安まで夜行列車で16時間ほどかけて移動。
寝台が売り切れだったので座席のチケットを買ったのですが、2時間ほどの小刻みな眠りが続き、ぐっすりと寝ることができずちょっとつらかったです。
そして、着いた西安。
ここはかつて長安と呼ばれ、紀元前11世紀から10世紀初頭までおよそ2000年もの間、都が置かれていたいにしえの町です。
現在は、中国北西部の政治、経済の中心地として発展をとげている人口300万人の大都市です。
中国を西からやってきた僕には、初めての中国らしい大都市と言ってもいいでしょうか。
町にはマクドナルドもあります。
マクドナルドがある国では必ず一回は食べることにしているマクドナルド愛好家の僕はさっそく食べに行きますが、これまでのように感動しなかったのは中国での日頃の食生活に満足しているからでしょうか。
街を歩く女の子も都会らしくおしゃれな子が多いです。
最初、中国に入った時は、薄着ならどんな女の子にも興奮していたものですが、さすがに最近ではだいぶん落ち着きを取り戻し正常な思考能力を取り戻してました。
しかし、そんな僕も、おお〜いいじゃねぇか〜とちょっと興奮してしまいます。
どこの国でもそうですが、田舎より都会の女の子の方が可愛いです。
元は一緒なのにそうなってしまうのは、やはり都会の女の子の方がおしゃれや化粧が上手いからなのでしょうか。
やっぱり女って、化けるんですかね‥‥。

そんな女の子らに見とれていたわけでもないのですが、やられちゃいました。
カメラ、盗まれちゃいました。
カメラはカメラケースに入れウェストポーチの紐の部分に通していつも持ち歩いていたのですが、夕方宿に戻り部屋に入ろうと思って、ふと腰に手をやるとそのカメラケースの中はからっぽになっているのです。
えっ!?!?!?!?
って感じです。
どこかで落としたか、忘れたか、盗られたか!?
全く思い当たるふしはありません。
昼間、街を歩いていて何ヶ所かで写真を撮ったのは覚えてます。
その後、夕方にインターネットカフェに行き、それを終え5分ほど歩いて宿に帰ってきました。
それほど混雑した道を歩いたこともありません。
とりあえずあわててインターネットカフェに戻り、店員にカメラの落し物がなかったか尋ねます。
もちろんありません。
あ〜やられちまった〜。
あくまでも推測ですが、インターネットカフェから宿に戻るまで間の信号待ちをしている時に盗られた可能性が高いです。
いつもはカメラが腰の前にくるようにしていたのですが、その時はずれてしまって後ろになっていたのです。
完全に油断していたとは言え、まったく気がつきませんでした。
敵ながらあっぱれな手腕です。

って、感心している場合じゃね〜んだ〜。
この旅の間、ずっと愛用していたカメラ〜。
何回も故障したものの、その度に不死鳥のごとく蘇ってきたカメラ〜。
もう作動しないボタンがあったりとボロボロだったけど、それでもけな気に写真を写してくれていたカメラ〜。
僕と一緒にいろいろな物を見てきたカメラ〜。
あ〜なくなっちまった。
一緒に日本まで帰りたかったのに。
さみしい‥‥。
泥棒のやろう、そんなもの盗ったって、僕以外の者にゃまったく価値はないだろう。
携帯電話と勘違いして盗ったのかな。
ああ〜なんてこった。
中国人のばかやろう〜!!
自分のばかやろう‥‥。

そして、カメラと同等に、いやそれ以上に大切かもしれない僕の旅の記録‥写真‥‥。
カメラがなくなったということは、カメラの中にあったSDカードもなくなったということです。
それもいつもはたいてい1ギガのカードを使っていたのですが、今回は2ギガのものを使っていたのです。
だいたい2ギガで1000枚ちょっとの写真を撮れるのですが、それが残り20枚ほどで撮り終えるところだったのに‥‥。
3月のインドからの僕の大切な旅の思い出1000枚ほどの写真が全て消え去ってしまったのです。
インド、バングラデシュ、パキスタン、中国の写真が全てなくなったのです。
ほんと、あとほんの20枚だったのに‥‥。
せめて新しいカードに代えたばかりだったら良かったのに。

でもなくなったものは仕方がない。
どうせ後で見直すってこともあんまりないのだし。
写真がなくなったって、自分が旅してきたという事実はなくならないのだし。
そう、旅の記録は全て僕の頭、心に刻み込まれているのだ!
泥棒だって、それを盗むことはできないのだ!!

しかし、ひとつ問題があります。
残念ながら僕の頭のメモリーは2ギガもないし、いつの間にかデータが消えているってことがよくあるんですよね‥‥。
| sin | 中国(2) | 12:42 | comments(4) | trackbacks(3) |


西安の東、約120kmの所にある崋山という山に行きます。
ここは高さ2000mくらいでその険峻さで知られています。
水墨画に出てくるような中国らしい山です。
道も険しく幅1mくらいの断崖絶壁の所も歩かないといけません。

同じ部屋に泊まっていた日本人大学生2人と一緒に行きます。
やはりいろいろ話をしながら歩くってのは楽しいもんですね。
たとえ年の離れた若者といえども‥‥。
向こうはなんじゃこのおっさんと思っていたかもしれませんけどね。

この山は麓から高度1600mの北峰と呼ばれる辺りまで一気にロープウェイで上ることができます。
値段は往復110元(約1700円)とかなり高いのですが。
歩いても上ることができるのですが、西安に戻る時間のことなども考え乗ることにします。
乗ってみると、かなり怖いです。
よくぞこんな所に造ったものだと思います。
落ちたら間違いなく死にますね。
落ちては困りますけど。
そして、視界の下には登山が細く見えます。
かなりきつそうな上り道です。
そんな所を少しでも歩こうかと考えた自分が間違っていました。
110元も惜しくないですね。

この山にも大勢の中国人観光客が来ています。
ここを観光するには、西安からのバス代、山の入場料、ロープウェイ代などを含め全部で300元(約5000円)ほどかかります。
これだけの金額を払える中国人がこれほどたくさんいることに改めて驚きます。
そんな中国人たちですがら、みんな最新式のカメラを持っています。
いたるところで写真を撮っているのですが、必ず自分や友人、家族が写っています。
風景だけを撮るなんてことはしません。
自分大好きな中国人であります。

北峰から崋山一の奇岩とも言われる標高2082mの西峰に向かって歩きます。
しばらくすると、やはり絶壁にそって通っている道を歩きます。
遠くから見るとかなり恐ろしげなんですが、実際歩いてみるとしっかりと手すりも作られて、足元もしっかりとコンクリートで整備されているので、ほとんど怖さを感じません。
それでも傾斜はきつく、歩くのはちょっとしんどいです。
そして、2時間ほど歩いてなんとか到達します。
そこからは素晴らしい景色が眼下に広がる‥‥はずなのですが、あたり一面ガスっていて真っ白でなにも見えません。
とりあえず昨日買ったばかりのカメラで記念撮影。
パッシャ!!
どこだ、これ?

| sin | 中国(2) | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0) |


西安での観光のハイライトとでも言うべき、兵馬俑坑博物館へ行きます。
ここはやはり7年前の旅でも訪れているのですが、その時に結構感動し、また再び見たいなと思っていた場所の一つでした。
朝、起きると雨が降っていて、ちょっとげんなりとした気分になります。
それでも宿を出る時には雨が止んでいたので、傘を持たずに出かけます。
しかし、一時間ほどバスにに乗り、着いた時には再び雨が降り出していました。
バスを降りてから兵馬俑坑博物館の入り口までは思いのほか遠く、けっこう濡れます。
なんでこんなに遠いねん!!とイライラしますが、そもそも傘を持ってこなかった自分が悪いのであって文句を言う筋合いもないことがさらにイライラ度を増します。
こんなにささくれだった気持ちでせっかくの兵馬俑を楽しめるかちょっと心配です。

しかし、やっぱり兵馬俑は素晴らしかったです。
高さ1、8mほどの1000体もの陶製の兵士がずらっと並んでいる様はまさしく壮観です。
しかも、発掘されているものはほんの一部でまだ土の中には5000体もの兵俑が埋もれているというのですから、その規模のすごさが分かるってもんです。
そして、現在の兵馬俑には色はないのですが、発掘された当初は色も残っていたらしいのです。(発掘後、外気に触れ、急速に色が失われたそうです。)
これらが造られた当時、6000体もの色の付いた兵士の像がずらっと並んでいるというのはどれほどの眺めだったのでしょうか。
それを考えるだけでわくわくしてきます。
そして、何よりもすごいのはこれらが2200年もの昔に造られたということです。
そんなものが現在も残っているというのは本当に奇跡に近いことだと思います。
これほどの物が現在でも残っているのは、発見されたのがそう昔の話ではないからなのです。
1974年に井戸を堀に来た農民が偶然に発見したのです。
たった35年ほど前にこれほどの物が発見されたってことは、世界にはまだまだ見つかっていないすごい物が人知れず埋もれているんじゃないかと考えると、さらにわくわくしてきます。

兵馬俑坑博物館を出ると雨も上がっていました。
やっぱり兵馬俑はいいなっとウキウキとした気分で帰路についたのでした。
| sin | 中国(2) | 15:21 | comments(2) | trackbacks(0) |


来てしまいました。
北京へ。
そして、オリンピックへ。
中国に来た当初は全く考えてもみなかったことなんですが、こうオリンピックに旅のじゃまばかりされたんじゃ観ないとやってられんだろうということで、来ちゃいました。
心配であった宿ですが、前もって予約をすることができました。
しかし、その値段はなんと220元(約3600円)!!
これユースホステルドミトリーですよ。
ここはヨーロッパかはたまた日本か!?っと突っ込みもいれたくなるってもんです。
普段の料金の4倍の値段ですよ。
これでも他にもあるユースに比べればましな方です。
他のところでは300元とか400元とか言われました。
いくら商売大好き、お金大好きの中国人っといってもやり過ぎでしょう。
そのためかドミトリーはがらがらで客はほとんどいなく、これなら普通に営業した方が儲かったんじゃないかと思うくらいです。

朝、9時頃、宿にチェックインして、さっそくオリンピック観戦に出かけます。
目指すは、女子レスリングの試合が行われる中国農業大学体育館。
僕、一応、昔レスリングをちょっとやってたもんで‥‥。
試合開始の10時半頃、会場に到着します。
とりあえず当日券を買えるか訊いてみます。
しかし、残念ながらチケットは売り切れとのこと。
それではダフ屋はいないかと探してみたところ、見つかりません。
入り口には同じようにチケットを買えなかった人が数名うろうろしています。
どうやら今日はレスリングの試合を観るのは難しそうです。
しかし、レスリングってこんなに人気があったけ?
僕が学生時代レスリングをしてるっていったら、レスリング?って奇異な目で見られたもんですけど。

レスリングをあきらめ、プランBにうつります。
次に目指すは、13時開始の女子ソフトボール、日本対ベネズエラ戦!!
これはあんまり人気なさそうだしいけるだろう。
レスリング会場のすぐ横にあるインフォメーションブースにいるボランティアの子に行き方を訊き向かいます。
しかし、乗ろうとしたバスがなかなか来なかったり、渋滞でのろのろと進んだり、地下鉄への乗り換えがスムーズにいかなかったりと、思うようにソフトボール会場へと近づけません。
どうにか最寄の地下鉄の駅までたどり着き、そこからさらにバスに乗って30分ほどかかるって時点ですでに13時30分。
あ〜もう駄目だ。
あきらめます。

明日だ!明日だ!!
そして、その夜気づいたのですが、僕がネットで調べて思い込んでいた試合開始時刻は日本時間のものであって、中国では一時間はやくなり、レスリング、ソフトボールはそれぞれ9時半、12時、試合開始だったのでした。
あちゃ〜。
はたしてこんな調子でオリンピックを観戦することができるのか?
前途多難な僕のオリンピック初日であります。
| sin | 中国(2) | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) |


今日こそはオリンピックが見たい。
何を見たいか、何がチケットを手に入れやすいか、じっくり考え出た答えは、野球「日本対カナダ」です。
野球を見るのはもともと好きだし、中国ではまだあまり人気がないようだし、これならチケットを手に入るであろう。
試合開始の朝10時半の一時間ほど前に会場に着きます。
やはり一応当日券はあるか確認しますが、やっぱり売り切れとのこと。
しかし、今日はダフ屋がいます。
値段を訊いてみると500元と言ってきます。
ご〜ひゃく〜!!
信じられません、日本円で8000円です。
元の値段はわずか30元(約500円)ですよ。
これは高すぎる。
もっと安くなるはずだと思いますが、そこで会った日本人から衝撃の事実を教えられます。
野球が行われるスタジアムは二つあるのですが、日本対カナダ戦が行われる第二球場は、なんと収容人数が3000人というじゃありませんか。
さんぜんに〜ん!!
オリンピックですよ、日本の高校野球の予選ならまだしも、オリンピックの試合が行われるスタジアムで3000人って、これでいいんですか?
そうなると急にチケットが手に入るかどうか心配になってきます。
3000人くらいなら日本から見に来る人だけでもすぐにいっぱいになってしまうのではないか。
もし、これを見逃してしまうと、本当に僕はオリンピックを観戦できなくなってしまうのでは。
う〜ん、せっかくここまで来たのにあまりけちっても仕方がないか。
そして、結局400元(約6800円)で購入してしまいました。
高け〜な〜。
そして、入場した球場。
そこにはほとんど観客はいません。
まだ試合開始には時間があるからかと思いましたが、いよいよプレイボールという時になってもが〜らがら。
ここは確かオリンピックの試合だったよね、高校野球の予選じゃないよね。
それに、これだけ席が空いているのに当日券はなく、あれだけ高値で売りつけるダフ屋が現れるって、チケットの販売方法がおかしいのではないかという疑問もわいてきます。
やはり400元って払いすぎたのかなぁ。

試合の方は、1対0で勝ちましたが、とにかくフラストレーションがたまる試合でした。
とにかく打たない。
たまにランナーが出たと思ってもダブルプレー。
選手もなにか体が重くだるそうに見える。
こんなんじゃ金メダルは難しいなと思ってしまいました。
でも、とにかく勝ったし、オリンピックを観戦するという目的を果たすことができたので良かったとしましょうか。

そして、夕方にはソフトボール観戦にトライです。
対戦チームはまたしても、「日本対カナダ」。
球場も大きく1万人以上は入るだろうし、今度こそ安くチケットが手に入るであろうし、手に入れたい。
会場には試合開始の1時間前には着きましたが、やはり当日券はなし。
とにかくどの競技のどの試合のチケットも全て中国人が買い占めているようです。
ダフ屋と値段交渉するとやはり400元とか言ってきます。
おいおいふざんけんじゃねぇよ〜。
今回は、先ほどとは違い焦りはありません。
とにかく一度もうオリンピックの試合を見ているのだから、もう見れなくたっていいという開きなおった気持ちで挑みます。
ゆっくり座って待ちます。
300元、200元とちょっとずつ下がってきますが、まだまだ高い。
まだ待ちます。
そして、試合開始の5分ほど前になって、焦ったのか若い男が声を掛けてきて50元でどうだ?と言ってきます。
元値は30元のチケットなので、悪くはないです。
よっしゃ〜、そのチケット買った〜!!
やっぱり安く買えるじゃねぇか。
しかし、そうなると先ほど買った野球のチケット400元というのがかなりもったいなく思ってきます。

そして、プレイボールと同時に慌てて球場に入ったのですが、驚いたのはほとんど9割方スタンドが埋まっているということです。
またほとんどが中国人です。
みんな夕涼みがてら記念にオリンピックを見に来たって感じで、のんびりほんわかとした雰囲気が漂っています。
そんな中で行われたソフトボールの試合はなかなかおもしろかったです。
昼の野球の鬱憤を晴らしてくれるかのように、日本チームはヒットが続き、6対0の快勝でした。
また、守備につくときにみんなで集まって掛け声を掛け合ってからそれぞれのポジションに別れたり、ベンチにいてもみんな最前列に立って応援している光景などを見ると、なんか爽やかでいいなと思ってしまいました。
野球、ソフトボールともこの大会を最後にオリンピックからなくなるようですが、ソフトボールはまた復活して欲しいなと思いました。

その一方、野球は別になくなってもいいんじゃないかと思います。
アメリカはメジャーリーガーは出ないし、日本、韓国、台湾は自国のプロリーグの一流の選手が出て、その他の国はアマチュアが出てって、いったいどういうレベルの何を争っている試合だと思ってしまいますね。
日本の選手を見ていると、やはりアジアで一番レベルが高いプロ野球リーグの選手として絶対に勝たなくてはならないという悲壮感のようなものが見えてかわいそうになってきます。
のびのびと楽しそうにプレーしているソフトボール選手とえらい違いです。
それではメジャーリーグの出場を許さないメジャリーグ機構が悪いのかと言えば、そんなことはけっしてないと思います。
現在、彼らは自分らのリーグを戦っているのであって、そこのレベルを下げるような自分らの不利益になるようなことをする必要は全くないでしょう。
バスケットボールやサッカーの選手は一流のプロの選手が出いていますが、これらのスポーツが野球と違うのは、それらはオフシーズンだということです。
サッカーなんてそれにもかぎらず、選手の派遣を断るチームもあるぐらいです。
そんな意味でわざわざシーズン中に優秀な選手を出す日本のプロ野球は間違っているのじゃないかと思います。
野球の人気を盛り上げるっていうなら、アマチュアやプロの2軍だけでやってそれでメダルを目指した方がよっぽど盛り上がると思うんですけどね。

まぁ、そんなことを考えたりしながら、ソフトボールの試合を見ていたのでした。
なんにしても、ともかく北京オリンピックを観戦することができてよかったです。
いや〜やっぱりオリンピックっていいものですね〜。

誰だ、オリンピックの馬鹿野郎なんて言ってたやつは?
| sin | 中国(2) | 19:35 | comments(2) | trackbacks(1) |
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