たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

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ツアー二日目。
まずはガン工場へ。
市バスを降り、オートリクシャーに乗り大通りから住宅街のような場所に入っていきます。
こんな所にガン工場があるのかと思っていると、突然パンパンという音が聞こえてきます。
その音が聞こえてくる高い塀に囲まれた家に入って行くと、男の人が庭に掘られた穴に向かって、銃をぶっぱなしています。
ババジイに撃ちたいかと訊かれたので、よろこんで撃たせてもらうことにします。
今まで銃を撃つという経験はありそうでなかったのです。
大きなショットガンを手渡されます。
それを両手で抱え、右手の指を引き金に添えます。
そして、恐る恐る引き金を引きます。
バンッ!!
ものすごい音と衝撃です。
左耳がキーンとします。
もう一発撃ちます。
バンッ!!
そして、次に小さな銃を手渡されます。
これは先ほどと比べると衝撃は少ないもののやっぱり強烈です。
いや〜こんなものが当たっちゃったりしたら人間なんてひとたまりもないですね。
撃たれたら痛いでしょうねぇ、当たり前ですけど。
その後、建物の地下にある銃製造工場を見学します。
そこには数名のおっちゃんがいて銃を作っています。
大きな機械はなく、みんな手作りです。
銃ってなんかすごいもんだと思ってたんですが、簡単に作れるもんなのですね。
ここでは海外の銃のコピーを作っているようですが、本物の半分くらいの値段の100〜200ドルくらいで買えるみたいです。
訊くとババジイも何丁か持っているようです。
パキスタンであまり喧嘩はしない方がいいようですね。

で、ガン工場を満足して出ようとするとババジイが、銃を撃ったのでその分のお金を払えと言ってきました。
何?サービスじゃねぇのかとちょっとムッとしますが、仕方ねぇかと思い値段を訊くと一発100ルピーだから400ルピー(約650円)と言います。
何?一発100ルピー?高すぎねぇかとさらにムッとします。
そんなんだったら何故前もって言ってくれないのだ。
それだったら4発も撃たなかったのに。
それでもババジイはみんな払っているからと催促してくる。
なんかぼられているのかと思ったが、撃ってしまったことは事実なのでしぶしぶ400ルピー払うことに。
しかし、なんか納得いかねぇなぁ。
とそんな気分で、お次はデコトラの工場へ。
デコトラとはパキスタンにたくさん走っているギラギラに飾り付けられたトラックのことです。
そのトラックにデコレーションをする工場を見学するのです。
しかし、その工場に行くと人はほとんどおらず閑散としています。
ババジイは、今日は金曜日で休みみたいだ、ごめんねと言ってきます。
なんだと〜休みだ〜!?
そんなこと最初から分かってたんじゃないのか〜、さらにイライラ度が高まります。
なんだこのジジイ、なんか騙された気分だ。
せっかく楽しみにしていたのに。
僕は明らかに不機嫌そうに黙り込みます。
すると、その様子を察知したのか、ババジイがおそるおそるといった感じで、今日は済まなかったお詫びに明日旧市街を無料で案内してあげるよと言ってきました。
おっ、!?ババジイやっぱりいいやつだったのか。
それじゃぁ、勘弁してあげようか。
よし、それなら明日もよろしくお願いするね。
するとババジイは、「それなら明日会う時に君が持っていてもう必要ない痛み止めの薬を持ってきてちょうだい」と言ってきたのでした。
うん?ババジイ、それが目的だったのか!?
一筋縄でいかないじいちゃんです。
| sin | パキスタン(3) | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |


ペシャワールからラワールピンディーの戻ります。
バスターミナルに行きバスを探すとすぐに見つかります。
エアコン付のなかなかきれいなバスで、値段は150ルピー(約240円)。
ここに来た時は、エアコン無しのおんぼろバスで同じ150ルピーなのでかなりお得な感じがします。
それとも行きはボラれていただけなのでしょうか。
バックパックを車体下の荷物入れに入れ、乗り込みます。
エアコンが効いており、席幅もゆったりしており快適です。
僕は通路側の席で隣の窓側の席には10才くらいの男の子がひとりで座っています。
席に座り出発を待っていると、前から車掌が歩いてくるのが見えます。
手にマジックのようなものを持ち何かを書いています。
消えそうになった席番号でも書き直しているのかと思いました。
僕の横まで来るとしゃがみこみなにやら書いています。
そして、立ち上がると僕の横に座っている男の子になにか言います。
男の子は荷物の入ったビニール袋を差し出します。
すると車掌はその袋にマジックで番号を書き込むじゃありませんか。
なに!?もしかして?
僕はあわてて足元に置いてあった小さなリュックを手に取ります。
そこには油性マジックでしっかりと僕の席番号「25」が書かれていました。
おいおい、いったい何を考えているのだ。
預け荷物に番号のタグをつけるなら分かりますが、なぜ手荷物に番号を書く必要があるのだ。
それ以前になぜ油性マジックで直接カバンに書くのだ。
普通はタグなどを付けるもんじゃないのか。
こんなこと今まで旅してきてされたことはありません。
この車掌バカか?
なんでこんな番号書くんだ、消えねぇじゃないかと抗議すると、ほとんど英語が話せないようでウルドゥー語でなにやら言ってにやにや笑っているだけです。
それでも文句を言い続けると、マジックを僕に手渡してそれで番号を塗りつぶせばいいじゃないかみたいなことを言ってきます。
本当にこいつ、バカか、アホか、マヌケか。
パキスタン人、ほんとわけ分かりません。

バスは出発します。
乗り心地は快適なものの、ずっといらいらします。
なんでこんなバスに乗っちまったんだ。
しばらくするとそんな僕に横に座っている男の子が声をかけてきます。
片言の英語です。
名前は?どこから来たの?とか訊いてきます。
そんなことに答えていると、家族はいるの?と訊いてきます。
日本にいるよと答えると、その男の子は、「僕には親も兄弟も姉妹もいないんだ。」と言って目に涙を浮かべるのでした。
男の子はあまり英語が話さないので詳しいことは分からないのですが、どうやら事故のようなもので亡くなったようです。
男の子は涙を流しながら窓の外に目をやるのです。
僕は何か言わないといけないかなとも思いますが、何も思い浮かびません。
ただうんうんとうなずくだけです。
そんな気のきかない自分がちょっといやになります。
はたしてこの男の子はどこに向かっていて、これからどんな生活を送るのか。
強く生きていって欲しいものです。

3時間ほどしてバスはラワールピンディーに到着します。
バスは止まり、車掌は僕に降りろと言います。
しかし、そこはバスターミナルではなく、ただの道路脇です。
僕はバスターミナルに行きたいのだと言うと、ここから歩いてすぐだからと言います。
乗るときは、バスターミナルまで行くといったくせに。
あ〜なにからなにまで腹が立つやつです。
仕方ないのでさらに文句を言いつつ、バスを降ります。
ほんと災難なバスでした。
そこから歩いたり、スズキと呼ばれる軽トラックの荷台を座席に改造した乗物に乗ったりして中心街まで行き宿にチェックインします。
まぁ、いろんなことはあったがとりあえず来れた。
背負っていたバックパックを床に下ろし、ベッドに座り一息つきます。
そして、ふとバックパックに目をやるとなんとそこにははっきりと「25」という数字が書き込まれているじゃありませんか。
あの、車掌のやろうめ〜!!
あのバカパキスタン人め〜!!!

こうして旅2年目にして勝手に25番という背番号を背負わされ旅を続けることになったのでした。
| sin | パキスタン(3) | 16:56 | comments(0) | trackbacks(0) |


昼、12時半頃、病院に着きます。
受付を済ますと、レントゲンを撮らされます。
そして、しばらく待つと診察室に呼ばれます。
そこの壁にかけてあるレントゲン写真を見るとまだあまり骨がくっついていない感じがします。
はたして大丈夫なのであろうか。
ちょっと心配していると、そこにドクターが入ってきます。
そして、レントゲン写真と僕の手を見ます。
果たしてどうなのか?
ドクターは言います。
「エクセレント!!」
おお〜やった〜、なんとか順調のようです。
確かに手の腫れもずいぶんとひいているように思えます。
よし、これで何も心配することなくフンザに行けるぞ。
よ〜し、よし。

さっそく宿に荷物を取りに行き、バスターミナルへ向かいます。
夜行バスに乗りまずはギルギットに行くぞ。
これで暑さとも、寝苦しい夜ともおさらばだ!!

翌朝10時、バスは17時間かけてギルギットに到着します。
この町には前にもイスラマバードに行くときに一泊だけしたのですが、その時はケガしたばかりで不安だったこともありあまり落ち着けなかったのですが、今回は気持ちもすっきり、心なしか風景も綺麗に見えます。
宿は昔、日本人の女性が経営していたという所。
日本語の本やマンガもたくさんあります。
もちろんここはそう暑くはありません。
よ〜し、ゆっくりするぞ〜。
| sin | パキスタン(3) | 18:41 | comments(2) | trackbacks(2) |


ギルギットはそれ程観光する所もない町です。
しかし、ここに一週間ほど滞在しなければならないのです。
というのも来週の月曜日に手の傷の抜糸をしなければならないのです。
抜糸なんて簡単なことのようですが、できるなら大きな病院でやってもらいたいので、北部パキスタンでは一番大きな町であるギルギットでやることにしたのです。
しかし、そうは言ってもずっとギルギットにいるのもなんなんで、ここから乗合ジープで2時間ほどの場所にあるナルターバレーに行くことにします。
昼2時にナルターバレー行きの乗合ジープが出発するという場所に行きます。
しかし、そこにはほとんど人はおらず出発する気配はありません。
どうやら3時出発するようです。
そして、3時になりましたがまだまだ出発する気配はありません。
どうやらオールドタイムの3時のようです。
実はパキスタンでは6月よりサマータイムが実施されて1時間早まっているのですが、いい加減というかパキスタンらしいというかこれが完全に徹底されていないのです。
町を歩いていても前の時間そのままの時計をよく見ます。
ですから、バスに乗るときなどには、この時間はニュータイム?それともオールドタイム?っていちいち確認しなければ不安でなりません。
ほんとやるならしっかりやって欲しいものです。
仕方ないので座って待っていると、同じナルターバレーに行くという若い男の人が声をかけてきました。
彼はエジャールという名前で、ナルターバレーの村の小学校の先生をしているようです。
彼は英語が話せるのでいろいろと話をします。
ジープが来ると彼は乗り心地の良い助手席に僕を座らせてくれます。
いいやつです。
ジープは30分ほど走るとジープは止まります。
どうやら新たにお客を乗せるようです。
すると僕は降りるように言われます。
どうやら女の人が乗り込んできたようなのです。
イスラム国家であるパキスタンでは、夫婦でない男女が隣り合わせにならないように座らされます。
ですからこういった乗合ジープでは乗客の乗り降りの都度、うまいこと座れるようバズルを解くようにみんなで一生懸命席順を考えるのです。
今回は女の人が二人来たので、助手席に座っていた僕とエジャールが彼女らに席を譲ることになったのです。
ジープを降り後ろに回ると、後部座席か屋根の上のどちらがいいかと訊かれます。
もちろん屋根の上です。
日本では絶対に許されないバスや車の上への乗車。
こういったことができるのがまた旅の醍醐味でもあります。
風を受けながら楽しむ回りの風景。
さながらぼろっちいオープンカーといったところでしょうか。
横に座っている兄ちゃんが屋根の上に積んである袋の中に手を入れ小さなリンゴを取り出し、僕に食えと渡してくれます。
勝手に食っていいのかとも思いますが、みんな食っているので僕もかぶりつきます。
や〜気持ちいいですねぇ〜。
ジープはどんどんと高度を上げていき、狭い切り立った崖の間を走っていきます。
迫力ある景色ですが、こんなんじゃいつ落石があってもおかしくないなと少し心配になります。
この前、手を怪我して以来、ちょっとした落石恐怖症といったところです。
でも、実際に落石で怪我や死亡する人はいるみたいです。
僕が怪我をして病院にいった時も、医者は僕の怪我を見て第一声で、「ジープに乗っていて石が当たったのか?」と訊いてきたくらいですから。
こわい、こわい。

6時過ぎにナルター村に到着します。
白い雪が積もっているのが見える高い山々に囲まれた緑の木々もたくさんある小さく長閑な村です。
宿はエジャールが下宿している宿に泊まることにします。
夕食もご馳走してくれるといいます。
彼はもともとはここの人間ではなく、教師としてこの村に1年ほど前に派遣されてきたらしいのです。
こんな綺麗なところに住めていいねぇと言うと、ここは何もすることがなく退屈で退屈でしかたがない早くギルギットのような大きな町に異動したいよと言います。
確かに僕でも数日ならのんびりできていいなと思いますが、ずっと住めと言われればやっぱり躊躇しますよね。
話をしながら彼の妹が作ってくれる夕食を待ちますが、なかなかでてきません。
8時を回っても、9時を回っても‥‥。
腹減ったなぁ。
そして、10時を回ってやっと登場!!
そうパキスタン人の夕食の時間はすごく遅いのです。
でも、待った甲斐のある、肉もたくさん入った豪勢な料理でした。
美味い!!
エジャール、妹さん、ありがとう。
| sin | パキスタン(3) | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0) |


ナルター村からナルター湖へと向かいます。
片道、徒歩で3時間ほどかかります。
道はジープ道に沿って歩くだけで、それほど傾斜もきつくはないようで、怪我をして以来ほとんど歩いていない僕にとってはちょうど良い運動のようです。
今どのくらいの体力なのか見極める試運転のようなものでしょうか。
朝食を食い9時半頃出発します。
天気は雲がちょっと多いものの暑すぎず、歩くにはちょうど良いかもしれません。
無理をしないようにのんびりと歩きます。
やはり山を歩くって気持ちが良いもんです。
しばらく歩くと道が川に遮られています。
小さな川なのですが、雨で増水したようでかなりの急な流れで渡れそうにはありません。
果たしてどうしたものか。
上流の方に行って、橋でもかかっていないか、幅が狭くなっている所はないか探しますが見当たりません。
15分ほどうろうろするがどうしようもありません。
いったいどうしたものか。
ちょっと途方に暮れます。
すると向こう側から地元の人が歩いてくるのが見えます。
おお!?彼はどうやってこの難関を切り抜けるのか?
興味しんしんで見守ります。
その男の人は川の所まで来ると‥‥。
じゃばじゃばと膝あたりまでズボンを濡らしながら川の中を歩いていったのでした。
なんとも簡単な解決方法でした。

湖には3時間半ほどで着きました。
湖は歩いても30分くらいで一周できるような小さなもの。
池と言ってもいいくらいの大きさです。
しかし、その色は鮮やかな緑と青の色をしていてとても綺麗です。
3時間ほど歩いてわざわざ見に来る価値があるかは微妙なところですが、僕はまずまず気に入りました。
もっとも湖で会ったラホールから車で訪れたパキスタン人のおっちゃんは、「こんな小さいとは思わなかった。」と少し怒っていましたが。

下りは早く歩けるかとも思ったのですが、やはり少し疲れが出たのか3時間ほどかかってしまいました。
しかし、めちゃくちゃ疲れたってほどでもなく、よい運動をしたなっていう感じです。
病み上がりにしてはまずまずの体力が戻ってきている実感がします。
この調子ならこれからも山をどんどんと歩けそうです。
宿の前の芝生の生えた庭に置いてあるイスに座って、周りに広がる山の景色を眺めながらのんびりとします。
いや〜今日は歩いたな〜。
するとエジャールが近づいてきました。
そして、近所を案内してあげるからちょっと散歩に行かないかと誘ってきました。
疲れていたのですが、せっかく誘ってくれたことだし、ちょっと歩いてみることにします。
まぁ、30分ぐらいだろ‥‥。
っと思ったら、どんどん歩き続け小高い丘の上まで連れられていき宿に戻ってきた時には1時間半も経過していたのでした。
疲れた‥‥。
景色は綺麗だったのだけれど。
そして、その後、学校の生徒たちとみんなでバレーボール。
楽しかったのだけれど‥‥。
| sin | パキスタン(3) | 15:47 | comments(0) | trackbacks(0) |


宿のすぐそばにある政府が経営する病院に抜糸をしに行きます。
嬉しいことにガバメントホスピタルは無料なのです。
薬代や注射代などの実費のみ負担となります。
前、チトラールで治療した時も手を縫うとういう大掛かりな治療をしたものの、お金はほとんどかかりませんでした。
パキスタン政府、太っ腹です。

抜糸は痛いんでしょうか。
小さい頃やったことはあるのですが、まったく覚えていません。
やったことにある人に訊くと、みんな痛みはほとんどないといいますがはたしてどうなのでしょうか。
手のひらは痛いかもしれません。
ちょっとドキドキです。
病院には宿の人がついてきてくれました。
おかげで戸惑うこともなくスムーズに診察室に入ることができました。
いよいよです。
ドクターはメスのようなものを手に持ち、僕の手のひらをぐっと睨みつけます。
そして、メスを手のひらに近づけていき、手と糸の間に差し込み糸を切ります。
それからその糸をひっぱり抜き取ります。
おっ、全く痛くありません。
あっけないほど簡単です。
あっという間に抜糸は終了しました。
傷はちゃんとくっついています。
あんなにぱっくりと裂けていたのに。
人間の体の自然治癒力ってすごいもんです。
自分の体ながら褒めてあげたいです。

宿に戻り、日本人旅行者のHさんに誘われ昼飯を食べに行きます。
食べるものは、「ラグ麺」。
ラグ麺とは中国のシンジャン地方の料理で、スープのない麺の上に羊肉と野菜などを炒めたものをのせたものです。
この麺は、小麦からできており白くて腰がありつるっとしていて、そう日本のウドンそのままであります。
昔、中国で食べて以来、僕の大好物です。
しかし、これほどウドンなのにもかかわらず何故か日本で食べることができる所はありません。
ですから、これから中国に行って食べるのを非常に楽しみにしていたのです。
それが、ここギルギットで食べられる。
嬉しい限りではありませんか。
しかし、パキスタンのものは美味しいのかという疑問も残ります。
店に入り、座って待ちます。
店のおっちゃんは丸い鉄の容器にぐるぐると巻かれて入れてある太い麺を手に取ります。
そして、それを器用に手でひっぱり細くのばしていきます。
おお〜、ウドンだ〜。
おっちゃんはある程度、量を作ると今度はそれを茹で始めます。
5分ほど茹でると、それをザルにあげ冷水で洗います。
そして、水をきり皿に盛り付け、その上に羊肉と野菜を炒めたものをざっとのせます。
うまそ〜。
僕の目の前に運ばれてきました。
それでは、いただきます。
フォークを使い口に運びます。
麺は腰があり喉につるっと通っていきます。
おお〜、ラグ麺だ〜。
パキスタンで食えるなんて、幸せです。
いっぱい食ってしっかり栄養を取るから、僕の身体よ、頑張って僕の手を治してちょうだいね。
| sin | パキスタン(3) | 16:38 | comments(0) | trackbacks(1) |


とうとうやってきました。
ギルギットから乗合いのハイエースに乗り約2時間。
標高約2500mに位置し周りを更に高い山々に囲まれています。
宮崎駿のアニメ「風の谷のナウシカ」の舞台のモデルともなったとも噂される風光明媚な場所。
ここを訪れたことのある旅行者はみな口を揃え、あそこは良かったねぇとうっとりとした顔をします。
僕も今までずっと行きたい行きたいと思っていたのですが、なかなかその機会は訪れませんでした。
7年前にはあとちょっとというところで911NYテロの影響で断念せざるをえなかったですっけ。
そして、今回もまさかの手の負傷により再び断念しなければならない危機に陥りました。
しかし、今、僕はこうしてこの地に立っているのです。
昨日までは雨が降ったりしていて曇り空でしたが、今日は青い空も見えています。
来て良かった。
旅を続けて良かった。
念願の‥‥。
フンザ。
| sin | パキスタン(3) | 18:24 | comments(0) | trackbacks(0) |


現在、カリマバードという村にいます。
このカリマバードを中心とする渓谷をフンザと呼ぶのです。
この村の背後にはウルタル山という高い山が聳え立っており、その麓の氷河の近くまでトレッキングをすることができるのです。
往復5時間ほどの手軽なトレッキングなのですが、ただ一つ心配なことがあります。
それは途中、渓谷に造られた断崖絶壁の道を通らなくてはならないということです。
行ったことのある人に聞くと、そこは引き返そうかと思うくらい恐ろしい道らしいのです。
果たして、高いところは大好きだが、高いところが大の苦手である僕が無事通ることができるのか。

朝7時にガイドとして雇った宿の従業員と同じ宿に泊まっている日本人旅行者K君と共に出発します。
空には本当に雲がひとつもない、絶好のトレッキング日和であります。
しばらくは村の中のくねくねとした細い路地を上へ向かって歩いていきます。
途中、後ろを振り返ると、フンザの景色が遠く離れた山まではっきりと見渡せます。
いや〜さすがに桃源郷と呼ばれる所だけあって綺麗だ。
さらに歩を進めます。
しばらくするとちょっとした崖のような所をよじ登ります。
するとそこには用水路があり、その横に細い道があります。
その道は谷の入り口をぐるっとまくように走っています。
そこを進んでいくと‥‥。
たっけ〜!!
すごい高さです。
50m!?いや100mか!?
よく分かりませんが、はっきりと分かることは転落すると確実に死ぬということです。
よくぞこんな場所に道を通したものです。
とりあえずひきつった笑顔とへっぴり腰で記念撮影。
K君は余裕な顔をしてぎりぎりの場所に立ったりしています。
信じられません。
そして、その道を進んで行きます。
道の幅は狭い所でも1mぐらいはあるのですが、やっぱり怖い。
どうしても内側を流れる用水路の方へと体を傾けてしまいます。
用水路へは落ちても濡れるだけですから。
ガイドのイサークはもっと真ん中を普通に歩けと言いますが、そんなことできません。
男のくせに意気地がない?
ああ〜そうですとも、僕は根性無しですよ、チキンですよ。
だって落ちたら死ぬんですよ。
僕は想像力が人並みはずれて豊かなだけなんです。

15分ほど歩くと、その恐怖の断崖絶壁道は終了します。
振り返って歩いてきた道を見ると、とんでもない高い崖の中腹に道が走っているのが分かり、よくこんな所を通ってきたもんだと我ながら感心します。
それから谷に沿って上へ上へと登っていきます。
傾斜はきつくなったものの、身の危険を感じるような道ではなくのんびりとした気分で歩いていけます。
しばらくすると右手に氷河があらわれ、ウルタル山も大きくその姿を見ることができます。
そして、宿を出発して約3時間後の10時、緑の草木が生えているウルタルベースキャンプに到着。
いや〜雄大な山、そこから流れ落ちている氷河、真っ青な空、最高です。
持ってきた杏のドライフルーツ、カシューナッツ、ビスケットを食べながらのんびりとします。
やっぱり山っていいね。
やっぱりフンザは素晴らしい。
し・あ・わ・せ。

でも、これからまたあの道を通って村まで戻らないと駄目なんだよな〜。
| sin | パキスタン(3) | 19:48 | comments(2) | trackbacks(0) |


カリマバードの川を挟んだ向かい側にあるナガルと呼ばれる地域の谷にトレッキングに行きます。
今回は一人。
それ程きつい道ではないようで、のんびりと景色を眺めながら歩こうと思います。
朝食をしっかりと食べ、8時半に宿を出発。
今日も快晴。
雲一つない良い天気です。
川までの坂を下り橋を渡り、またしばらく歩いてもう一つ小さな橋を渡ってそこから谷の中に入っていきます。
そこにはまず小さな村があります。
歩いていると小さな女の子を見かけます。
手を振るとその子は僕の方へ寄ってきてアプリコットの実をくれました。
柔らかく少しすっぱく美味しいです。
現在この辺りはアプリコットのシーズンでいたる所に木になっているのを見ることができます。
春先には桜のようなアプリコットの花が咲き大変綺麗なようです。
僕は川沿いを上へ上へと歩いていきます。
疲れると木陰に座り休憩します。
涼しい風がひんやりと体を冷やしてくれます。
歩いてきた方向を見やると、遠くにこの前歩いたウルタル山と氷河のがあります。
やっぱり山歩きって気持ちが良いもんです。

更に上へ歩いていきます。
時間が経つにつれ太陽が頭上へと上がって、容赦なく照り付けてきます。
暑いです。
相変わらず雲一つない青空です。
上へ行くにつれ木がなくなってきて、休憩できるような日陰がなくなってきます。
暑くて、つらいです。
1リットル持ってきた水はもうほとんどありません。
まだ上りだと言うのに。
後ろのウルタルの眺めは素晴らしいのですが、前方に見える山はそれほど綺麗ではありません。
いつの間にか歩き始めてから4時間ほど経過しています。
そろそろ戻ろうか。
とも思いますが、もうちょっと先へ進めばもっと素晴らしい景色が僕を待っているかもしれない。
もうちょっとだけ、もうちょっとだけと歩き続けます。
5時間が経過。
そして、僕の目の前には、つらい思いをして歩いてきた甲斐の全くない、変わりばえのしない景色が広がっているだけ。
ああ〜、もっと早く引き返せば良かった〜。
なぜかそこには可愛い子ヤギが6匹ほどいたので、彼らとしばらくたわむれつつ体を休め、下りのためのパワーを回復させます。
よし、戻るか。
子ヤギたちに別れを告げ、下り始めます。
持ってきた水はもうすでにありません。
川の水でも飲もうかとも考えますが、ここの川はあまりにも濁っているためとても飲む気にはなれません。
燦燦と輝く太陽。
あんたが明るく熱いのはよく分かったから、もう少し雲の陰にでもかくれてくれないものか。
喉が渇き暑さにくらくらとしながら歩き続けます。
みず、みず、みず‥‥。
こんなに歩いてきたっけ、と思うほど道のりを長く感じます。
道脇に生えているアプリコットの木を見つけ、実をもぎ取り食べます。
乾いた喉を少しは癒せます。
そして、2時間半ほど歩いてやっと麓の村まで戻ってきました。
民家の軒先にいたおっちゃんに水をもらいます。
冷たくてきれいな水。
うめ〜。
こんなに水が美味しいって思ったのはいつ以来でしょうか。
生き返るとはこのことです。
ペットボトルにも水をつめてもらい、再び歩き始めます。
あとちょっと、あとちょっと。
しかし、川を越えてからの最後のカリマバードまでの上り坂がきつい。
10分ほど歩いては休むの繰り返し。
こんなに歩くのがつらいと思ったのはいつ以来でしょうか。
そして、ふらふらになり倒れこむようにして宿に戻った時には、7時近くになっていました。
疲れた〜。
やはり体力が落ちているのでしょうか。
それにしてもなんで下りの多い戻りに行きと同じ時間がかかるんじゃ〜。
もうしばらく歩きたくないです。
やっぱり山歩きは‥‥疲れます。
| sin | パキスタン(3) | 13:26 | comments(0) | trackbacks(1) |


カリマバードに来た当初の快晴が嘘のようにここ数日は曇っています。
時折、雨もぱらつきます。
しかし、天気が悪いからといって、腹が立つということはありません。
逆にどこにも行かず宿でのんびりだらだらと無意味な時を過ごす口実ができて良いくらいです。
天気が悪いからどこにも行けねぇなぁと言いつつ、宿に置いてあるマンガや小説を読んだり、最近誰かが持ってきたおねぇちゃんの裸がのっているようなくだらない週刊誌をくだらねぇな〜と言いながらむさぼり読んだりしています。
夕食は宿が用意したものをみんなで一緒に食べるようになっているのですが、味は他のパキスタン料理のようにスパイシーでなくやさしい味わいでなかなか美味しいです。
最後にプリンなどのデザートが出るのも嬉しい。
なによりもみんなでワイワイと話しながら食事できるのが一番かもしれません。
他のパキスタンの町の例に漏れず、ここもしょっちゅう停電があるのですが、その間も誰かと話をすることができるので退屈することもありません。
なんもせずのんびりまったりと過ごす。
そうしていつの間にかここに一週間も滞在しているんですよねぇ。
| sin | パキスタン(3) | 14:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
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