たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

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ダッカはバングラデシュの首都です。
ダッカ大都市圏の人口は公式には1300万人ほどらしいのですが、実際には2000万にを越えているともいわれています。
それでけの大都会ですから、もちろんうるさいです。
たくさんの人、リクシャに加え、ここにはたくさんのバス、オートリクシャ、自動車が走っています。
空気も排ガスで汚れていますが、オートリクシャの燃料が数年前にガソリンから天然ガスに全てかえられたため、これでも随分とましにはなったようです。
それでも、うるさい、汚い町であることには変わりません。
町を歩いているとちょっと疲れます。
しかし、人に関して言えば、都会であるからか今まで旅してきた地方の町よりも「どこの国?」「名前は?」及び「こっちへちょっと来い」攻撃が少なく、ちょっとほっとします。
しかし、それにしても不思議なのは、バングラデシュ人はすぐに携帯電話の番号を訊いてくるということです。
すごく仲良くなった人ならまだしも、会って5分しか話していなくても「モバイルナンバーを教えてくれ。」ときます。
そして、これが俺のナンバーだといって訊いてもいないのに教えてくれるのです。
これほどまで訊かれることは今までの国ではなかったです。
これはいったいなんなんでしょうか。
僕は携帯電話を持っていないので、かわりにEメールアドレスを教えることにしています。
バングラデシュに来てからもう何十人にも教えたでしょうか。
そして、未だただの一人もメールを送ってきません。
バングラデシュ人‥‥。
| sin | バングラデシュ(2) | 15:27 | comments(2) | trackbacks(0) |


ダッカから夜行バスで7時間かけてバングラデシュ北西部、インド国境にも近いディナジプールにやってきました。
この町の近郊には、バングラデシュにあるヒンドゥー寺院の中でも最も美しいもののひとつに数えられるカントノゴル寺院があります。
朝、町に着くと、さっそく見に行きます。
ローカルバス、リクシャを乗り継ぎ、最後は幹線道路から細い未舗装の道を20分ほど歩くと到着します。
辺りは畑が広がっており、小さな民家が何軒がある以外、建物らしい建物はありません。
寺院は四方を高い塀で囲まれており、外からはその姿を見ることはできません。
入り口をくぐり、中に入ります。
おお〜。
そこには赤茶色をした寺院が建っています。
それほど大きくはありません。
しかし、その壁面に刻まれた精密なレリーフはすばらしい。
バングラデシュに来て初めて観光名所を見て、すげ〜と心から感動しました。
ここまで来た甲斐もあるってもんです。
しかも、ここは無料。
他のしょうもない遺跡でも100タカ(約150円)もとるくせに、ここが無料とはなんということだ。
バングラデシュ政府、なにか間違っているぞ。
この寺院なら、僕は200タカ払っても惜しくない。
もちろん無料なので払いたくても払えないんですけどね〜。
残念ながら。
| sin | バングラデシュ(2) | 13:44 | comments(0) | trackbacks(0) |


ローカルバスを乗り継ぎ4時間ほどかけてジョイプールハットに移動します。
ジョイプールハットにはバハルプールという世界遺産でもある仏教遺跡があります。
8〜9世紀に造られたインド亜大陸最大規模の仏教僧院なのですが、イスラム教徒などにより破壊された後、長い年月の間に土に埋もれ、最近までただの草木の茂った丘だと思われていたような所です。
それなので、掘り起こされた建物自体はほとんど崩れかかっており、当時の栄華を偲ばせるものはあまりありません。
観光客の姿もほとんどなく、遺跡の敷地内で草刈をしている地元のおばちゃんらの方が目立つ長閑な遺跡でした。

ジョイプールハットも昨日のディナジプールと同様に小さな町です。
インド国境に近くその影響も強いのか、今まで訪れた他の小さな町と比べあまり積極的に話しかけられることもなく、適度な距離感があります。
バングラデシュ滞在も2週間あまり経ちましたので、ベンガル語の簡単な数字を覚えたり、物価や食事の注文の仕方にも慣れてきました。
一番助かるのは気軽にリクシャに乗れるようになったということです。
その快適さを知ってしまうと、歩くのがいやになってきます。
どこかへ行きたいのだが場所が分からないため道を尋ねると、ほとんどの人が行き方を教えてくれるのではなく、リクシャに乗れ、○○タカで行けるよ、というように言ってくるほど、市民の間でもなくてはならないものなのです。
またその教えてくれる値段が恐ろしく安い。
1キロくらいの距離ならば5タカ(約7、5円)くらいではないでしょうか。
使う側からしたら便利ですが、もし僕がこの値段でリクシャをこげと言われてもいやですねぇ。

食事はだいたいカレーです。
種類もビーフ、チキン、マトン、フィッシュなどがあり、値段は店にもよりますが30タカ(約45円)ぐらいからあります。
ライスを含めて50タカくらいあれば、お腹いっぱいになります。
しかし、食事をして困るのは頼んだ料理以外の物をテーブルに勝手に出してくるってことです。
サービスかと思って食べると後で請求されるってことも多々ありますあ。
まぁ、5タカとか10タカぐらいの値段なのでそんなには気にしないのですが。
それでも昨晩、チキンはいくらだと訊くと50タカというので注文して食べたのですが、会計の時に100タカを請求され、何でだと尋ねると、1ピース50タカで一皿に2ピースチキンが入っているから100タカだと言われた時は、久しぶりに頭に血が上り大人気なく激しく抗議をしてしまいました。
お恥ずかしながら。
| sin | バングラデシュ(2) | 16:39 | comments(4) | trackbacks(0) |


昨日、ジェエプールハットからボグラを経由してランジャヒまで移動してきました。
そして、今日ランジャヒ郊外にあるプティアという町に観光に出かけます。
バスで1時間ほどで着きます。
ここには19世紀に造られたヒンドゥー寺院がいくつか点在しています。
この前みたカントノゴル寺院のように壁面には細かな美しいレリーフが施されており、なかなか見ごたえがあります。
そして、ここもまた無料だというのも嬉しいかぎりです。
お寺を見たり、町中央にある広場に置いてあるベンチに座って休んでいたりすると、いつの間にかたくさんのバングラデシュ人の若者に囲まれています。
そして、僕が行くところ行くところついてきます。
みんなであっちへぞろぞろ、こっちにぞろぞろです。
10名以上のお供を引き連れての観光です。
まるで地方を視察に訪れた国会議員のようであります。
ふむふむこれがあの有名な寺院ですか、ふむふむ、お次はあっちかね。
そして、2時間ほどで見終わり、僕がランジャヒに戻るバスに乗り込むまでしっかりとついてきます。
「先生、お疲れ様でした〜。」と全員深くお辞儀をして見送ってくれた‥‥そんな訳はないですが。

ランジャヒに戻り昼飯を食べた後、いったん宿に戻ります。
便意を催したのです。
実は昨日より腹の調子が悪いのです。
それに加え、今日はなんとなく体がだるいような感じもします。
熱を計ってみます。
37、0度。
やっぱり熱があった〜。
微熱でも熱には変わりません。
しんどいものはしんどいのです。
しかし、なんで熱が出たのだ?
ここ3週間あまり移動の日々が続いているので疲れが溜まっているのか。
それとも‥‥あまり考えたくないことなのですが、マラリアとかそんなものに罹ってしまったのか。
僕が旅してきたバングラデシュ東部はマラリアの流行地域らしい。
蚊には一応気をつけていたものの、やはり何度かは刺されたしな。
潜伏期間も2週間程度だというしぴったりあっている。
でもマラリアはもっと高熱が出るともいうし。
いやマラリアにもいろんな種類があって、あまり熱が上がらないものもあるかもしれない。
いったい僕はどうなったんだ。
しんどい。
不安だ〜。
健康カムバ〜ック。
| sin | バングラデシュ(2) | 17:14 | comments(0) | trackbacks(1) |


朝起きると、熱は下がっていました。
昨晩飲んだ薬が効いたのか。
よしっ!!
小さくガッツポーズ。
しかし、下痢はまだ続いています。
まだ完調とはいかずか。
それでも朝6時発の列車に乗り4時間かけてクシュティアに移動します。

クシュティアには、ベンガルを代表する宗教詩人ラロン・シャハの墓や、アジアで初めてノーベル文学賞を受賞したタゴールの住んでいた家があります。
とりあえずラロンマジャルと呼ばれるラロンの墓に行き、そこでラロンの作った歌を歌う修行者バウルと呼ばれる人たちの歌を聴いたりします。
歌は厳かな感じがしてなかなか良かったです。
でも歌い終わった後に、お金をちょうだいって言われました。
やっぱり?
その後、タゴールの家にも行こうかと思ったのですが、場所がかなり遠い場所にあり、気温も高く、かなり疲れてしまったので宿に戻り一休みすることにします。
宿に戻ると、ファンを回しベッドの上に横たわります。
あ〜疲れた。
熱は下がったとはいえ、やはり体は完全には回復していないようです。
なんとなくしんどく何かをしようという気力が湧いてきません。
もう外にも出たくないです。
もうバングラデシュ人とも話をしたくありません。
ノーモア「どこの国?」ノーモア「名前は?」
バングラデシュを旅して2週間あまり‥‥。
もうほとほと疲れて果ててしまった。
身も心も。
もう僕のことはほっておいて下さい。
あぁ、バングラデシュにて引きこもり。
| sin | バングラデシュ(2) | 17:33 | comments(2) | trackbacks(0) |


再びダッカに戻ってきています。
ここの宿は250タカ(約380円)とバングラデシュにしては少し高いのですが、テレビがついています。
しかも、NHKの海外放送を見ることができます。
日本にいる時はNHKなんて見ることはあまりないのですが、ここではむさぼるように見てしまいます。
部屋に入ると、とりあえずテレビのスイッチを入れる。
日本での生活を思い出させる行為であります。
やっている番組はニュースが多いのですが、日銀総裁がどうたらこうたらとか、聖火リレーをめぐり混乱がどうたらこうたらというようなものを食い入るように見てしまいます。
そんなことでますます外に出歩くのが億劫になり部屋にこもってしまう僕なのでした。

そんなダッカにおいて、楽しみはやはり食であります。
ここでのお気に入りはビーフカレー。
肉だけが入ったシンプルなカレーなのですが、これがなかなかうまい。
毎日、通ってしまいます。
値段もカレーにライスにちょっとした野菜がついて35タカ(約55円)ほど。
ライスをお替りしても41タカですみます。
肉が入ってこの値段はかなり安いです。
食事に関しては、どこの国でも田舎より都会の方が、バラエティも多く値段も安い傾向があります。
そして、物価に関して言うと、食事だけにかかわらず、バングラデシュの物価はかなり安いです。
今までも物価の安い国をいくつか旅してきましたが、その中でも一番安いのではないかと思います。
宿も一番安いところはたった70タカ(約105円)でした。
それもシャワー、トイレつきのシングルルームであります。
夜行バスに7時間ほど乗っても300タカ(約450円)くらい。
そんな訳で、食費、宿泊費、交通費も安いので、旅する上でほとんどお金を必要としません。
一日400タカ(約600円)もあれば旅できるのではないでしょうか。

そんなバングラデシュにおいて、僕が特に安く感じるものの一つが清涼飲料水です。
500mlペットのコカコーラ、スプライト、セプンアップなどが22タカ(約33円)。
ローカルブランドのものなら20タカです。
どんな物価の安い国でもコカコーラなどのブランド品の値段は高めであることが多いのです。
この安さはいったいどうなっているのか。
わずか30円で売って利益が出るってことは、いったい原価はいくらなのだ。
同じ物が日本では150円、そして、ここでは30円。
物価ほど旅をしていて不思議なものはありません。
| sin | バングラデシュ(2) | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) |


バングラデシュには「ロケットスチーマー」と呼ばれる乗り物があります。
これは宇宙の彼方まで一直線に飛んで行くというものではもちろんなく、「水の国」とも呼ばれるこの国にたくさんある川を走る船であります。
これはその名の通りロケットのようにもの凄いスピードで川面を突っ走っていくというのでももちろんなく、バングラデシュらしくのんびりと進む船です。
外輪船と呼ばれる、船の左右についた二つのパドルをディーゼルエンジンで回して進むという、かなりのオールドスタイルの船であります。
スチーマーと名がつくだけあって、1996年までは本当に蒸気機関で走っていたらしいのです。
そんな船ですからもちろんスピードは遅く、時間がかかります。
ダッカからクルナという町までバスで6時間半で着くのですが、この船では遠回りして行くものの、なんと26時間もかかります。
僕はそんな船に乗ってみたく昨日夕方6時半発のものに乗り込んだのでした。
船室は、1等2等3等の三種類あります。
1等2等には個室とベッドが与えられるのですが、3等はざこ寝となります。
もちろんバングラデシュに疲れきっていた僕は3等に乗る気力があるはずがなく、2等の船室を確保します。
1等に乗らないところが、また僕の人間の小ささでもありますが。
部屋は2名1室なのですが、もう一人はカナダ人の男の人でした。
バングラデシュで会う初めての欧米人です。
これほど欧米人と会って嬉しいと思ったことはありませんでした。
仲間であります。
いろいろと詮索されることもありません。
船は大きな川をとろとろと進んでいきます。
川岸にはそこに住む人々の生活風景も見え、とても長閑です。
こののんびりとした時間は、ブラジルでのアマゾン川での船旅を思い出します。
川にイルカが泳いでいるのを見ることができるも一緒であります。
僕は2等室なのですが、外国人であるため、1等室の区画に入ることが許されました。
船の一番先頭にあるデッキで椅子に座り、本を読みながら過ごす誰にも干渉されない静かなひと時。
26時間、短すぎます。
| sin | バングラデシュ(2) | 16:22 | comments(0) | trackbacks(1) |


クルナ郊外にあるハゲルハットへ、ロケットスチーマーで一緒であったカナダ人ドミニクと一緒に行きます。
ハゲルハットには15世紀前半に建てられた建築群があり、その内シャイト・コンブス・モスジットは世界遺産にも登録されています。
しかし、これがまたたいしたことはない。
これで世界遺産になるのなら、日本に100個くらい世界遺産があってもよい気がします。
建物よりもその周りに広がる田園風景の中を歩いて、子供たちと遊んだりする方がむしろ楽しいものがあります。
ドミニクが僕に、「遺跡などを見て感激がなくなってくるのは、長い旅の弊害だよね。」と言ってきました。
まさしくその通りです。
もし僕が今、旅を始めた頃ならこのモスクを見てどう思ったのでしょうか。

今日は一日ドミニクと一緒に観光したのですが、誰かと一緒に行動するというのは久しぶりです。
やはり話ながら歩くのは楽しいし、リクシャなどに乗っても割り勘ができるので便利でもあります。
そして、ここバングラデシュでは注目度が半減するといのもありがたい。
「どこの国?」「名前は?」も答えるのも半分で済みます。
しかも、ドミニクが白人で、なおかつ身長が198cmもあるとくりゃ、自然と注目は彼の方に集中することになります。
まぁ考え方によっては、でっかい白人と長髪の東洋人というコンビの方が、一人で歩いているよりも余計目立つかもしれませんが。
それでも二人でいる方が、気がまぎれるってのも事実であります。

ハゲルハットを見終わり、クルナに戻るためバスに乗ります。
車内では若い男の子が興味津々といった様子で僕らを見てきます。
しばらくは見ているだけでしたが、好奇心が抑えきれなくなったのか、意を決するという感じで僕に話しかけてきました。
そして、やはり「どこの国?」と。
日本と答えると、おぉそうかといった感じで納得します。
そして、「バングラデシュはどう思う?」と訊いてきます。
緑が美しい国だし、人々も親切だと答えると、うんうんと嬉しそうです。
そして、彼は僕の横に黙って座っていたドミニクを見ます。
それから再び質問してきます。
「君たちは、兄弟?」

おいおい。
| sin | バングラデシュ(2) | 16:17 | comments(0) | trackbacks(0) |


ドミニクと二人、バスを乗り継いで国境に着きました。
もう最後だと思うと「どこの国?」「名前は?」も鬱陶しく感じません。
笑顔で、日本だよ〜と答えます。

いよいよバングラデシュを去る日がやってきました。
来る前は2週間くらいいようかなと考えていたのですが、結局24日間も滞在したことになります。
バングラデシュ、本当におもしろい国でした。
わざわざ訪れるほどの価値のある観光地はありません。
しかし、それを補って余りある外国人と見ると話しかけずにいられない好奇心旺盛な人々が住んでいます。
僕はこれまで長く旅をしてきましたが、その人々の存在感は唯一無二であると言ってもいいでしょう。
なんの取り柄もないただの旅行者である僕にかまってくれてありがとう。
好きです、バングラデシュ。
さようなら、バングラデシュ。
そして、ノーモア、バングラデシュ。

出国手続きを終え、歩いて国境を越え、インドへ向かいます。
インドに入国すると誰も「どこの国?」とは訊いてきません。
すげ〜と思いますが、これが普通なんですよね。
あのインドが普通に見えるのです。
国境からバスに乗り、コルカタに着いたのが夜7時。
さっそく近くの酒屋でバングラデシュになかったビールを買い、ドミニクと乾杯!!
喉に突き刺すような炭酸の爽快感がたまりません。
ただいま、インド。
| sin | バングラデシュ(2) | 16:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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