たびタビ旅
旅日記。中南米、アジアなどの2年4ヶ月半の旅。

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マレーシアに入国しました。
コタバルです。
女の人はスカーフを被っていて、イスラムの国に来たのだなと実感します。

タイのパンガン島で、タイ側の国境の町スンガイコラークまでのジョイントチケットを買いました。
朝6時出発、夜7時半到着です。
ジョイントチケットとは、船やバスや送迎のタクシーが全て一緒になったチケットです。
それを買うと何も煩うことなく簡単に目的地に着けるはずだったのですが…

船で対岸の町スラータニに着くまでは順調でした。
そこで小さな旅行代理店の事務所の前まで連れて行かれました。
待つこと1時間。
今度はトラックに乗せられ、また違う旅行代理店に連れていかれました。
すると同じトラックには僕を含めて4人ツーリストが乗っていたのですが、僕一人だけ事務所の中に入れられました。
ちょっぴり太ったおばちゃんが偉そうに椅子に座っていました。
「あなたはマレーシアに行きたいのか。それならあと950B払え。」
「は????」
僕は、すでに890Bのお金をパンガン島で払っています。
「今、スンガイコラークのボーダーはクローズしている。テロが起きているのだ。コタバルに行きたければ、ペナン経由で行かねばならぬのであと950B払え。」  
そうしてデスクの上にある爆破された建物の写真が一面に載った新聞を指差す。
確かに何ヶ月か前にタイ南部でテロが起きて人が死んでいることはあったはずです。
しかし、国境が閉まったなんて話は聞いたことがありません。
「俺はスンガイコラークに行く!!閉まっててもかまわん!!」 
するとおばはんはしぶしぶスンガイコラーク行きのチケットを書き、追い出すように僕を事務所から追い出す。

その後はすぐにミニバスに乗り無事出発。
運転手はぶんぶんとばし南部一の都市ハートヤイに5時に到着。
さてまた旅行代理店の前で降ろされ、次のバスに乗り換えるのかと思いきや
「スンガイコラーク行きのバスは今日は4時で終わり。だから今日は行けません。」
だと。
「ペナン行きのバスはあるから、同じマレーシアだから予定を変更したらどう?」
だって。 
おいおい勝手に行き先を変更するなよと思うが、仕方がないのでハートヤイに一泊し翌日の朝8時半のバスでスンガイコラークに行くことに。

次の日、朝9時半にミニバスは出発。 
テロが起こったとはとうてい思えないのんびりとした田舎町を進む。
1時半に国境に着く。
ここもまたのんびりとした国境でした。
スカーフを被った綺麗なマレーシア人のイミグレのおねえちゃんが僕を迎えてくれました。
おいおい何がクローズだよ。
あのばばぁ許さん。

旅何が起こるか分かりませんね。
でもあわてずのんびり行かないと。
これからマレーシアの人々、よろしくお願いしますよ。





| sin | マレーシア | 22:08 | comments(2) | trackbacks(1) |

マレーシアに入国し、またすぐビーチに行ってきました。
プルフンティアン島。
場所は、マレーシア北東部タイ国境近く。
ここに6日間滞在しました。
タイのパンガン島と合わせてここ2週間で10日あまりビーチで過ごしたことになります。
体も真っ黒に焼けて、一皮剥けてさらにいい男になってしまいました。

僕はこの島のことはよく知らなかったのですが、この島かなりすばらしいです。
白く遠浅の砂浜のビーチに青く透き通った水。
そして、あまりリゾートとしても開発されておらず質素な造りの宿が多く、物売りなどもおらず静かでのんびりとしています。
いつも昼過ぎまで宿でのんびりして、昼からビーチに出て体を焼いたり、日ごろの運動不足を補うため1時間ぐらい泳いだりしてました。
今まで海で泳ぐなんて気持ちいいなんてあまり思ったことがなかったのですが、ここはすごく水がきれいなんで快適に泳げました。
そして、もちろん水着姿の綺麗なおねえちゃん達。
たまにトップレスのおねえちゃんなんかもいたりして、いやいや長生きはするもんです。
ありがたやありがたや。

夜はレストランで映画を観ながらお食事。
ちょっと贅沢して魚のバーベキューなんか食ったりして。
食事の後は海辺のバーで同じ宿のドミトリーの人達とお酒飲んだりする。
僕はここで初めてロシア人と出会いました。
今までの人生の中でロシア人と出会ったことがなかったので少々感激しました。
残念ながら男二人組だったんですが、いいやつらでした。
今まで映画のイメージとかでなんか暗そうな感じかと思っていたんですが、そんなことはなくハリウッド映画が大好きな普通の兄ちゃん達でした。
毎日ウォッカ飲んでんのかって訊いたら、そんなものモスクワじゃみんな飲まないよウイスキーだよって言って笑ってました。
そんなもんなんですかねぇ、やっぱりロシア人にはウォッカを飲んで欲しいもんです。

ここ2週間バックパッカーの多いリゾート地を旅して思ったのですが、日本人がおらんなぁということです。
プルフンティアン島では、2,3人それらしき人を見かけたくらいです。
今の時期は欧米も学生は休みなんでたくさんの若いヨーロピアンがカップルでもしくは友達23人で、1、2ヶ月という比較的短い期間をバックパック背負って旅してます。
彼らはあまり金をけちらず、美味しいものを食いビールを飲んで盛り上がってます。
しかし、そんな日本人は見たことないです。
日本人は一人でもくもくとバックパックを背負い修行僧のように旅してます。
フランス人の学生になんで日本人バックパッカーはみんな一人で旅するんだと訊かれました。
さてなんででしょう。

ビーチに寝転がってそんなことをうつらうつら考えてたんですが、多分沢木耕太郎の「深夜特急」に代表される紀行文や猿岩石の旅などが悪かったのではないかなと思うんです。あれでバックパッカーはできるかぎり金をかけずに一人でやるもんだという考えが日本に広まってしまったのではないか。
また、マスコミや大手旅行会社も悪い。
変にテロやなんやとか騒いだりして海外は危ないもんだという意識を人々に植えつけさせ、パックツアーに参加させてしまう。
その結果、お金をケチらず旅を楽しむバックパッカーという中間層がいなくなってしまった。
そう、だからこそ経済大国日本の裕福な学生諸君、彼女と二人いい宿に泊まりいいもんを食いビールをがんがん飲む楽しいバックパッカーになろうではないか。

なんてことを思いつつも、チキンフライドライスよりベジタブルフライドライスのほうが1RM(約30円)安いんでそっちにしようかと悩んでしまうこの私。
貧乏性なんかなぁ。









   

| sin | マレーシア | 20:37 | comments(3) | trackbacks(0) |


コタバルからタマンヌガラ国立公園の入口の町ジェラントゥットに向かう。
最初、いつも通りバスで行こうと考えていたが、宿の人に確認したところ列車で行くしかないとのこと。
よって、初めての列車の旅となりました。

東南アジアを旅すると、バスのほうが安く便数も多いのでどうしてもバスの利用が多くなります。
しかし、列車の旅も席も広くのんびり外の景色を眺めていけるのでなかなかいいもんです。

列車は定刻通り朝6時半に出発。
通称「ジャングルトレイン」と呼ばれているだけあって、うっそうとした森の中をたらたらと進んで行きます。
途中、ほんと小さなぼろっちい駅?と思えるよな所に止まります。
こんな所に住んでいる人って何してるんだろうななんて考えたりしてしまいます。

時間が経ち太陽が高くなりだいぶん車内の気温も上がってきました。
しかし、列車の窓は壊れているものが多くあまり開かない。
扇風機はなく、もちろんクーラーなんてもってのほか。
暑いよ〜。
お腹が減ってきます。
途中どこかの駅で何か食えるもの買おうかと考えていたが、そんなものない。
お腹減ったよ〜。

列車は定刻通り4時半に到着。
ゆっくりゆっくりの10時間あまりの旅。
これで12、6RM(約400円くらい)。
バスと比べても安いかな。
安いから遅いのか、遅いから安いのかよく分かりませんが。



| sin | マレーシア | 11:40 | comments(0) | trackbacks(0) |


タマンヌガラ国立公園に到着。
早速トレッキングに出かける。
メンバーは同じ宿のイタリア人、フランス人、ニュージーランド人、スコットランド人。
目指すは高い木の上に吊り橋を架けたキャノッピーウォーク!
比較的平坦で歩きやすい道をみんなで楽しくトレッキング。
30分ほどして、入り口に到着。
5RMの入場料を払い橋を歩き始めます。
これが怖いのなんの。
一番高い場所で地上から45mほどあるらしい。
僕は高い所は苦手なんでかなりびびる。
まぁあまり人には見せられない姿です。
へっぴり腰とはこのことを言うって感じですね。
ワーワーキャーキャー言いながら30分ほどで終了。
それから、2、3時間ほど山歩きして宿に帰る。
山歩き楽しいね。
やっぱり山だよ、山。

| sin | マレーシア | 16:19 | comments(1) | trackbacks(0) |


タマンヌガラでの二日目。
昨日とほぼ同じメンバーで洞窟に向けてトレッキング。
洞窟には一時間半ほど山道を歩き到着。

わくわくしながら洞窟に入ります。
すごく小さな洞窟で人一人づつしか通れません。
しばらく進むと天井にたくさんのコウモリが。
たぶん2、300匹はいたんじゃないでしょうか。
何匹か飛んできて顔をかすめます。
おお〜。
その後も水の中を歩き岩をよじ登り腹ばいになったりして前に進みます。
まるでインディージョーンズだ。
テーマ曲を口ずさんじゃったりします。
30分ほどで反対側の出口に到着。
太陽の光が眩しい。
いやいやなかなかアドベンチャーな体験でした。

でも本日のトレッキングいいことばかりじゃありません。
ヒルです。
英語で言うとリーチって言うんですが、あの体にへばりつき血を吸うあのヒルです。
サンダルで歩いていた僕も悪いんですが、合計すると30匹以上に噛まれたんじゃないでしょうか。
ヒルはミミズをもっと小さくして細くしたような姿をしています。
そして、地面から顔をもたげウニウニウニウニ動いて獲物を狙ってます。
その姿の気持ち悪いってことはありゃしない。
歩いているといつの間にかサンダルをよじ登ってきていてサンダルと足の隙間にもぐりこんできます。
そして、血を吸い始めるのです。
不思議なことに痛みは全く感じません。
ですからしばらく気づかずにいると、最初は糸みたいに細かったやつが血をどんどん吸って小指の先くらいの大きさになっています。
それを手でむしりとると血が流れるんですが、なかなか止まりません。
足が血だらけになります。
昔何かの本で読んだことがあるんですが、ヒルが血を固まりにくくする物質を出してるみたいですね。
まぁヒルに吸われたって別に病気になる訳ではなく、場所によってはヒルに血を吸わせ悪い血を出す健康法もあるくらいなんだからそんなに気にする必要はないかもしれませんが、とにかく気持ち悪い。
いやだいやだ。




| sin | マレーシア | 16:35 | comments(0) | trackbacks(0) |


2日間一緒に過ごしていた人達が他の場所に出発してしまったため、一人でトレッキングにでかける。
だいぶん慣れてきたため今日は眺めのトレッキングに挑戦。

朝10時過ぎに宿を出発。
まずインディーヒルという小高い丘を目指す。
なだらかな道を一時間あまり歩き到着。
眺めの良い景色を眺めながら昼飯代わりに持ってきたビスケットをほおばる。
天気も良くぽかぽかして気持ちが良い。
いい一日だ。
ここまでは…。

それからクアラトレンガンという宿泊施設のある場所に向かう。
そこから宿まではボートで帰ることができるはずだ。
しばらく歩き続けると道がどんどん険しくなってくる。
沢に降り尾根を登ったと思ったらまた沢に下る。
ぜんぜん前に進まない。
いったいどうなっとんのやしばくぞ〜と無意味に一人叫ぶがそれで楽になる訳もない。
そんな僕を嘲り笑うようにまたまた今日もヒルが登場。
どんどん足に食いつく。
うっとうしいなぁしばくぞ〜と叫ぶがもちろんいなくなる訳ではない。

そんなこんなして進んでいくと道がなくなる。
はて?僕はどこ?
そこは太陽の光もあまり射し込まないジャングルの中。
ホーホーキーキーと何やら分からん動物の声が響き渡る。
そう言えばここにはトラもいるらしいななんて考えが頭に浮かぶ。
その時、僕の横の茂みがガサガサっと…
僕は飛び上がりうおぉーーーという叫び声をあげた。
足元をなにやら小動物が驚いて走り去っていった。
ははははは。

それからなんとか道を見つけ前進を続ける。
もうかれこれ4時間ばかり歩いてきただろうか。
しかし、周りは相変わらずうっそうとした緑の茂みばかりで辿り着く気配すら感じない。
7時くらいには日も暮れるのでそれまでには帰りたいなぁなんて考えるが、こくこくと時間は過ぎていく。
たまに顔に蜘蛛の巣が張り付く。
蜘蛛の巣があるってことはしばらく人が歩いてないんじゃないのかとまたいらんことを考える。

そして5時間あまり歩いたとき、目的地に近いという目印である橋が目に入る。
とうとう着いたのだ。
喜びのあまり駆け出し、そして、こけた。
痛かったけど嬉しかった。

クアラトレンガンに着くと3時を回っていた。
やったぞ歩き通したぞ。
でも、何かおかしい。
あれ人がいないぞ。
宿泊施設もここ最近は使われた様子もなく汚く朽ち果てている。
話が違うぞ、こんなところでボートに乗れないのじゃないか。
これからまた歩いて帰る、いや走って帰らないと間に合わないななんて考えるとほんと人生いやになりかけた。

がっくりと椅子の腰かけて下に流れる川を眺める。
あれ、ボートが何隻か通るじゃないか。
ボートをチャーターして川をボートトリップして楽しんでいる人達がいるのだ。
そのうち一艘のボートが僕のほうへ近づいてきた。
助かった〜。
乗っていたのは香港から来た家族連れで、頼むと快くボートに乗せてくれた。
ボートのドライバーのおっちゃんに20RM(約650円)払ったけど、こんなに乗り物の料金が安いと思ったことはなかったね。

ボートは川面を跳ねるようにがんがん進み下っていく。
水がボートに入ってきて体を濡らすが、疲れきった体には心地良かった。
でも、やっぱり山、いやジャングルはなめたらあかんね。

うんうん。





| sin | マレーシア | 18:27 | comments(2) | trackbacks(0) |


涼しいです。
いや、むしろ寒いぐらいです。
旅に出て初めて味わう感覚です。
夜は20℃を下回っているのではないでしょうか。

今、キャメロンハイランドに来ています。
ここおよそ標高1500mにあるマレーシアの避暑地です。
例によって、昔イギリス人が目をつけた場所らしいです。
日本の軽井沢、インドのダージリン、ミャンマーのピールウィンなどなど。
イギリス人の快適さを求めるその探究心には頭が下がる思いです。
僕なんてとりあえず我慢してしまいそうですけど。

ここは山の中にお茶畑が広がっているだけで特に何があるって訳じゃないが、その涼しさを求めて人々が集まってきます。
僕ものんびりしようと来てみたのですが、来て驚いた。
日本人がたくさんいます。
それもバックパッカーではなく、その対極とも言える年配の方々。
定年を迎え老後をここで過ごしている方がたくさんいるのです。
日本人会なるものまであるらしい。
それも関東日本人会、関西日本人会と二つ。
わざわざ二つである必要はないと思うのだが、もしや関東関西間の対立はいつの間にかそこまで深刻になっているのか。
う〜ん、おそろしい。

しかし、ここはあまり娯楽もないようだから退屈ではないだろうかとも思う。
一つ立派なゴルフコースがあるみたいだから男の人達はそれなりに楽しめるのかな。
それでは、ゴルフをしない奥様方はいかに過ごしているのだろうか。
案外することがなく毎日毎日日本に帰りたい帰りたいって旦那に言っているのではないだろうか。
そうするとここにも対立があるのかもしれない。
多分、こちらのほうがおそろしい。
| sin | マレーシア | 21:20 | comments(0) | trackbacks(0) |


ここ3日間、ひたすら山を歩いていました。
ここキャメロンハイランドは町から気軽に行けるいくつかの登山道が整備されています。
茶畑ぐらいしかないところなんで、とりあえず山歩くぞって気合入れてやってきたわけです。
気温が低いためか熱帯の森という感じではなく、懐かしい日本の山を歩いている感じです。

僕はもともと山歩きはそんなに好きではありません。
今でもあまり自分から進んでは山には行きません。
しかし、学生時代に友達に騙されまさに死ぬ思いをしながら剱岳を登らされその後一週間山を縦走させれたのを手始めに、前回の旅行中にネパールでヒマラヤのほうを20日間近くトレッキングするなど度々山を歩いてます。
実際、山を歩いているわけですから嫌いって訳じゃないですが、僕には山を自然を愛でる心ってものが稀少な気がします。
とにかく目標に向かって歩き突き進む。
途中、登りがきつくしんどくなってもとにかく諦めず前へ進む。
そして、どうにか目的地にたどり着く。
その達成感。
これが僕の山歩きの原動力ですかね。
でも本当に山が好きな人っていうのは、歩きながら「ここにこんな綺麗な花が咲いている」「あらこっちにはこんな珍しい植物が」、そして遠くを眺めては「向こうに見える綺麗な形をしたのがなになに山だ」なんて言ってるもんです。
これ、これですよ本当の山歩きの楽しみは。
いったい僕はどこで間違ってしまったのか。
学生時代のクラブ活動での日々の辛く退屈な練習が、僕の内なるMの血を目覚めさせ自分の肉体を虐めることでしか喜びを感じられなくなったのか。
それとも僕を最初に山へ連れて行った山の師匠たる友人の教え方が悪かったのか。
いつか僕にのんびりと山を楽しめる日が訪れるのか〜あああ〜。

今回は一人でもくもくと歩いていた訳ですが、とにかく人と会わない。
3日間歩いていたのですが、山の中で会った人数はゼロです。
僕はとにかくここは山歩きを楽しむ場所なので、たくさんの人が山歩きを楽しんでいると思ってました。
山ですれ違う人と「こんちには」「ハロー」なんて声を掛け合うのもしんどい中のいっぷくの清涼剤って感じじゃないですか。
でも、とにかく会わない。
いったいたくさんの旅行者はいったいこの街で何をしているのだ。
僕が知らないすばらしいことが何かあるのか。
誰か教えてくれ〜。

なんて思ってて山を降りてきたら、地元の人が住む昔ながらの村に着きました。
小さな子がハローハローなんて言いながら手を振ってくれます。
うんうん、これだよ、これ。



| sin | マレーシア | 19:08 | comments(3) | trackbacks(0) |


クアラルンプールにあるペトロナスツインタワーに行ってきました。
2003年に台湾のビルに抜かれるまで世界一の高さを誇っていたビルです。
高さは500mぐらいだったと思います。
二つのビルの間に架けられたスカイブリッジまで登ることができます。
ここ高さが180mくらい。
少し物足りなく感じますが、無料だからよしとしますか。
この二本の建物、それぞれ日本と韓国の企業が建てたもの。
日韓友好みたいな感じでいいではないですか。
しかし、地震かなんかが起きて、片方だけ崩れてしまったらいろいろと大変でしょうねぇなんていらん心配をしてしまいました。

このビルの一番したのフロアーがショッピングモールになっています。
ここ伊勢丹や高級ブランド店、飲食店、他にも映画館があったりとなかなか楽しめる場所となっております。
僕は今までさんざん海がいい山がいい自然はすばらしいとほざいてまいりましたが、ここであえて言わせてもらいます。
都会ってすばらしい、文明ってすばらしい。
紀伊国屋書店での日本の本を立ち読みし、ハリウッド映画を観て、バーガーキングのハンバーガーを食す。
あ〜この自堕落な旅の日々。

今日観た映画は「スネークズ オン ア プレイン」。
アメリカでの公開前に、飛行機の中で乗客が毒蛇に襲われるというくだらない設定が話題となった映画。
可愛いブロンドの女の子、自分が助かることしか考えない嫌な白人中年男性、ちょっと気弱な太った黒人、格闘家の東洋人などなどB級パニック映画の王道ともいえる登場人物。
テンポよく次々に人々が死んでいくB級ならではのストーリー展開。
もちろん、お約束のエッチの途中に襲われるシーンもしっかりとあります。
この映画、またまたあえて言わせてもらいますが、傑作です。
今の夏、「パイレーツ オブ カリビアン」「ミッション インポッシブル」などなどたくさんの映画を観てきましたが、間違いなくナンバーワン。
隣に座っていたお姉ちゃん、驚きのあまり飛び上がり僕にポップコーンをぶちまきました。
こんなの初めて。
そして最後には不覚にもあやうく涙をこぼしそうになりましたよ。
あ〜ハリウッド映画万歳!
文明よ、万歳!!

さぁ、みんなも映画館へ走れ!
でも、苦情はいっさい受け付けないよ。


| sin | マレーシア | 21:31 | comments(5) | trackbacks(1) |


ボルネオのクーチン行きの飛行機が6日なのですが、それまでクアラルンプールにいても時間を持て余すので、ちょっと億劫だったのですがマラッカに行ってきました。
バスで2,3時間の場所なのですが、荷造りしてバスターミナルに行って切符勝買って、向こうに着いたら着いたで宿を探して…なんて考えると行きたくなくなってしまうもんです。
頑張って観光に出かけた自分自身を褒めてあげたいです。

マラッカは昔栄えた港町でポルトガルやイギリスが植民地時代に建てた古い教会などがあるだけでそう見るべきところはありません。
僕が見たかったのは「夕焼け」でした。
沢木耕太郎の「深夜特急」にも出てくるマラッカのきれいな夕焼け。
それを廃墟になった教会の残る小高い丘から眺める。
これがわざわざマラッカまで出かけた目的。
本来なら真っ赤に染まった夕焼けの写真をどかーんとお見せできるはずだったのですが、あいにくの曇り空。
まぁ、人生そんなものです。

代わりといってはなんですが、フランシスコザビエルとその日本人の弟子やじろうの写真を載せました。
フランシスコザビエル。
これほど日本で有名で親しみを持たれているスペイン人はいないでしょう。
スペインのサッカーのスター選手ラウルを知らないとしても、ザビエルは知っているでしょう。
そのザビエルカットとも呼ばれる?独特なヘアースタイル。
教科書に載っているその似顔絵に落書きをするのは退屈な授業中のささやかな喜びだったはずです。
彼はここで亡くなったようです。
そのため彼を称える彼の名前を冠した教会もあるのです。
その教会に銅像があります。
そこにある解説文を読むとどうやら日本人がこの7月に建てたようであります。
やはり日本人に愛されているのだ。

でも、髪型は普通でした。



| sin | マレーシア | 21:38 | comments(1) | trackbacks(1) |
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