マレーシアに入国し、またすぐビーチに行ってきました。
プルフンティアン島。
場所は、マレーシア北東部タイ国境近く。
ここに6日間滞在しました。
タイのパンガン島と合わせてここ2週間で10日あまりビーチで過ごしたことになります。
体も真っ黒に焼けて、一皮剥けてさらにいい男になってしまいました。
僕はこの島のことはよく知らなかったのですが、この島かなりすばらしいです。
白く遠浅の砂浜のビーチに青く透き通った水。
そして、あまりリゾートとしても開発されておらず質素な造りの宿が多く、物売りなどもおらず静かでのんびりとしています。
いつも昼過ぎまで宿でのんびりして、昼からビーチに出て体を焼いたり、日ごろの運動不足を補うため1時間ぐらい泳いだりしてました。
今まで海で泳ぐなんて気持ちいいなんてあまり思ったことがなかったのですが、ここはすごく水がきれいなんで快適に泳げました。
そして、もちろん水着姿の綺麗なおねえちゃん達。
たまにトップレスのおねえちゃんなんかもいたりして、いやいや長生きはするもんです。
ありがたやありがたや。
夜はレストランで映画を観ながらお食事。
ちょっと贅沢して魚のバーベキューなんか食ったりして。
食事の後は海辺のバーで同じ宿のドミトリーの人達とお酒飲んだりする。
僕はここで初めてロシア人と出会いました。
今までの人生の中でロシア人と出会ったことがなかったので少々感激しました。
残念ながら男二人組だったんですが、いいやつらでした。
今まで映画のイメージとかでなんか暗そうな感じかと思っていたんですが、そんなことはなくハリウッド映画が大好きな普通の兄ちゃん達でした。
毎日ウォッカ飲んでんのかって訊いたら、そんなものモスクワじゃみんな飲まないよウイスキーだよって言って笑ってました。
そんなもんなんですかねぇ、やっぱりロシア人にはウォッカを飲んで欲しいもんです。
ここ2週間バックパッカーの多いリゾート地を旅して思ったのですが、日本人がおらんなぁということです。
プルフンティアン島では、2,3人それらしき人を見かけたくらいです。
今の時期は欧米も学生は休みなんでたくさんの若いヨーロピアンがカップルでもしくは友達23人で、1、2ヶ月という比較的短い期間をバックパック背負って旅してます。
彼らはあまり金をけちらず、美味しいものを食いビールを飲んで盛り上がってます。
しかし、そんな日本人は見たことないです。
日本人は一人でもくもくとバックパックを背負い修行僧のように旅してます。
フランス人の学生になんで日本人バックパッカーはみんな一人で旅するんだと訊かれました。
さてなんででしょう。
ビーチに寝転がってそんなことをうつらうつら考えてたんですが、多分沢木耕太郎の「深夜特急」に代表される紀行文や猿岩石の旅などが悪かったのではないかなと思うんです。あれでバックパッカーはできるかぎり金をかけずに一人でやるもんだという考えが日本に広まってしまったのではないか。
また、マスコミや大手旅行会社も悪い。
変にテロやなんやとか騒いだりして海外は危ないもんだという意識を人々に植えつけさせ、パックツアーに参加させてしまう。
その結果、お金をケチらず旅を楽しむバックパッカーという中間層がいなくなってしまった。
そう、だからこそ経済大国日本の裕福な学生諸君、彼女と二人いい宿に泊まりいいもんを食いビールをがんがん飲む楽しいバックパッカーになろうではないか。
なんてことを思いつつも、チキンフライドライスよりベジタブルフライドライスのほうが1RM(約30円)安いんでそっちにしようかと悩んでしまうこの私。
貧乏性なんかなぁ。