コスタリカの国境では、とにかく待たされました。
特に審査が厳しいのではないが、国境を越える人に対して係員の人数が少なすぎる。
たった二人しかいない。
もっと増やさんか〜いとも思いますが、イライラしてもしょうがないので心を落ち着かせ、日記などを書いたりして待つ。
そして、スタンプを貰い、荷物検査を終えて、全員がバスに乗り込み出発した時にはすでに2時間あまり経過してました。
こんなに時間がかかったのは、過去最高ではないだろうか。
まぁ、何事もなく入国できたのはなによりですが。
コスタリカは、生活、教育水準が高く、住民もスペイン系白人とその混血がほとんどを占めており、他の中米諸国と比べ違った雰囲気を持っている。
治安も中米一良いと言われている。
そして、この国に関して特筆すべきいことは、中米という政治的に不安定な地域に位置する小国にもかかわらず、軍隊を持っていないということである。
軍隊を持たないと言いつつ、世界第3位の軍事費を費やす某国とはえらい違いです。
首都サンホセの町を歩いていみます。
町の中心にあるメインロードは歩行者天国になっていて、そこには衣料品店や飲食店が立ち並んでいます。
また、オペラやバレエを上演する劇場や噴水などもある大きな公園もたくさんあり、ヨーロッパのような落ち着いた雰囲気をかもし出している。
もちろん治安の悪さも感じられません。
隣国ニカラグアの首都マナグアとのあまりの違いに不思議な感じがします。
やはり経済、教育レベルの差なのでしょうか。
その他に町を歩いていて気になったことは、浮浪者が目に付くということです。
路上にダンボールに包まり、寝ている人がたくさんいるのです。
こういう人たちを見るのは久しぶりです。
意外に思われるかもしれませんが、他の中南米諸国ではあまり見かけないのです。
もちろん貧しい人は大勢いますが、俗に言う「浮浪者」というのはいないのです。
これはあくまでも僕の私見ですが、「浮浪者」というのは、ある程度経済が発達している国じゃないとできない「職業」なのではないかと思うのです。
だって、貧しい国であったならば、働かなければすぐに飢えて死んでしまうと思うのです。
ですから、「浮浪者」として暮らしている人たちは、自らその職業、生き方を選んだと言えなくないでしょうか。
ストレスの多い社会に疲れてしまって。
そういう意味では、ここコスタリカも日本と同じように高いモラルを求められるストレスの多い国なのかもしれません。
そう考えると幸せそうに見えるここの人たちも、生きていくのは大変なのかなぁと、勝手に同情してしまいました。
大きなお世話だけど。
あれ、でも「旅行者」ってのも「浮浪者」と似たようなものか?