夜行バスに乗り、ペルーとの国境近くにある町アリカまで移動してきました。
ここはビーチもある海岸沿いの町。
この一ヶ月ずっと3000m以上の高地で過ごしてきたので、海の近くなんて本当に久しぶり。
空気も濃いでしょうし、気温も上がるだろうし、もしかしたら泳げちゃったりするんじゃない、なんて期待も膨らむもんです。
しか〜し、寒い。
太陽も出ておらずどんよりと曇っております。
暑いどころかフリースも手放すことができません。
誰だ、泳げるかもしれないって思ってしまった馬鹿野郎は。
冬だよ、今は、ここは。
それにしても、なんなんだいったい。
もう、チリなんて大っ嫌いだ〜。
町を歩こうと地図を見ます。
しばらく眺めていると‥‥。
シャキーン!!
頭の中に閃光が走ります。
そう、海と言ったら、泳ぐためだけにあるものじゃない。
大事なことを忘れていたじゃないのか。
それは、海の幸。
さっそく、地図をたよりにフィッシャーマンズワーフと書かれた漁港を目指します。
胸躍らせ辿り着いたそこには、あるじゃないですか。
マーケットが。
たくさんの魚、貝などが売っています。
そして、その中には黄色く光るものが。
それは、スペイン語でエリッソ、英語ではシーアーチン、日本語で言うとウニ〜!!!
それは透明なプラスティックの容器にこんもりと盛られているじゃありませんか。
すごい量だ。
これを丸ごと食えることができたとしたら。
しかし、果たしていくら位するものなのだろうか。
恐る恐るおっちゃんに値段を訊いてみます。
クワントクエスタ?
1000ペソ。
1000ペソ!?
おおぉ、日本円で250円くらいじゃないか。
この量で、250円!!
もちろん買いだ。
レモンもサービスで付けてくれます。
それを搾ってウニにかけます。
そして、ねっとりとしたそれをスプーンですくって口元に運びます。
パクッ!!
うんま〜〜〜い!!
去年、チリ南部の町プエルトモンでもウニを食らいましたが、これはその時食べた以上に甘みがあり味が濃厚で美味い。
今のほうが時期がいいからであろうか。
そして、その場であっという間に完食。
ふ〜。
果たしてこんなにいっぱいウニを食って体には悪くないのであろうか。
しかし、美味いんだからしようがない。
あぁ、チリってサイコーーで〜す!!!
明日は宿でご飯なんか炊いちゃったりして、それにたっぷりウニを載せてウニ丼といきましょうか。
ここにあるウニ全部持ってこ〜い!!