エクアドル第3の都市で世界遺産でもあるクエンカに滞在中。
今日は、日曜日ということで町近郊の村で開かれるサンデーマーケットを見に出かけます。
グァラセオ、チョルデレグ、シグシグという3つの村を巡ります。
どの村の市場も、果物や野菜を中心とした生鮮品を主に扱う市場でした。
やはりエクアドルってことで、バナナが目立っていたかな。
一本だけ買って(10円くらい!)食べましたが、甘くて美味かったです。
ほとんど観光客の姿を見かけることはなく、地元の人のための市場という感じで活気があり面白かったです。
この辺りのインディヘナのおばちゃんは、みんな白いパナマ帽を被っているのですが、それがなんとも可愛らしい。
僕も試しに一回被ってみましたが、僕のでっかい頭には小さすぎ、被るというより載せるという感じになってしまいました。
帽子を選べない可哀そうな僕。
チョルデレグの村を歩いている時には、朝っぱらからビールを飲んでいる若者のグループから呼び止められました。
エクアドルに来て10日間ほど経ちましたが、こんなことは初めてです。
街を歩いていても、声を掛けられることはありません。
時おり小さな声で「チーノ(中国人という意味)」とこそこそと話しているのが耳に入る程度です。
別に日本人、東洋人に対して偏見を持っているという感じではないのですが、そういう国民性なのか相手にしてくれないのです。
バスの中では年寄りや小さな子供連れの女の人に席を譲る場面をよく見ることがあるなど、心優しく礼儀正しい人が多い(多分)と思うのだが、なんせ暗い。
いったいなんなんだ。
陽気で楽しい人々が多いコロンビアから来たので、余計そう感じます。
だから今回呼び止められた時には、正直少し驚きました。
彼らにはビールをご馳走になりながらいろいろと聞かれました。
まぁ、僕がスペイン語を話せないので、どっから来たのかとか、何をしているのかとか簡単なことしか理解できませんでしたが。
そんな僕にお構いなしに、ぐでんぐでんに酔っぱらった彼らは早口のスペイン語でなにやら話しかけてきます。
同じことも何回も聞いてきます。
お前はどこの国から来たのかという質問は3回くらい聞かれたでしょうか。
とにかく酔っぱらっていて訳分かんないんで、とりあえず乾杯〜って言ってビール飲んでました。
そんな彼らと別れて次の村は向おうとすると、まぁまぁもっといいじゃねぇかぁと引き止められましたが、このままではいつここを離れることができるのか分からないので半ば強引に席を立ちました。
でも、そんな僕をバスが出発する場所まで連れて行ってくれ、そして、そのバスが来るまで一緒に待っていてくれた優しい彼らでした。
普段は少しシャイで大人しく何を考えているのかよく分からないのだが、酒を飲むと陽気にはしゃぎまくるエクアドル人。
何かに似ている。
あっ、日本人だ‥‥。