前日、土曜日に、バスに2時間あまり乗り、首都モンテビデオにやってきました。
あまり見所らしいものはないので、一泊してすぐにでも出発しようと考えていたのですが、なんと月曜日の晩のバスまでチケットはソールドアウトとのこと。
先を急ぎたかったのですが、どうしようもない。
せっかく来たウルグアイ、堪能しましょう。
ここ何故かすごく涼しい。
朝晩など少し肌寒いくらいだ。
昨日、今日だけなのかとも思ったが、宿のベッドにも厚めの布団が用意されているところを見るとそうでもないようだ。
ブエノスアイレス、コロニアルとも比べ、緯度的にもそんなに違わないのに不思議だ。
おかげで、夜もぐっすりと眠れるのだが。
朝起きて、特に当てもないのだが、とりあえず街を歩いてみることに。
日曜日のためほとんどの店が閉まっている大通を歩いていると、左手のストリートの入口に露店が出ているのが見える。
どうやらサンデーマーケットが開かれているようだ。
このような場所に巡りあうのは旅行者冥利につきるってもんです。
やはり歩かないと、行動しないと、面白いことには出会えませんね。
その通りには、アクセサリーや小物、古本、古レコード、海賊版のCDやDVD、古着、果物などを扱う店がたくさん並んでいます。
どのお店もツーリスト向けと言うより、地元の人達を相手にした店のようです。
そのため活気もありただ冷やかしで見ているだけでも楽しい。
こんなマーケットに出会うのは、いつ以来だろう。
このマーケット、思っていたよりも広い。
道の奥へ、左右へと広がっている。
面白いのは、奥に行けば行くほど扱っている物がどうしようもないガラクタになってくるというものだ。
錆びたネジ、テレビのリモコン、ジュースの空瓶、使い古されたカセットテープ、長ぐつ、10年以上前のものと思われるエロ本、タイブライター、シュノーケリングゴーグルの棒の部分だけとか、ありとあらゆる役に立たなさそうなものばかりならんでいる。
売れるどころか捨てるのにもお金を払う必要がありそうなものばかり。
いったい誰が買うんでしょう。
いかさま賭博師もいます。
1つのボールを動かして3つのカップのどれに入っているのか当てるってやつですが、世界のどこでも見る賭博です。
見ていると何人か当ててお金をもらっていますが、どうみてもサクラ。
しかし、それを見てカモが引っ掛かり大金を巻きあげられます。
絶対に当てられないようになってるみたいですが、その腕前には関心させられます。
警察官が見回りに来た時の逃げかたもすごかった。
あっという間に机も何もかもが片付けられ、その人たちは群衆の中に紛れいなくなってしまいました。
気付くとマーケットに入ってから、3時間あまり経っていました。
うん、おもしろかったぞ。